39話目 ページ39
さっきまでお腹が空いていたはずが、緊張に変わりそんなことどうでもいいと感じた。だって彼今、怒だもん！！
ci「…随分と楽しそうやったな？」
向こうから仕掛けてきた…。え、楽しそうに見えたの？君から見て私はどんな顔してたんだよ！！君は眼科に行った方がいいぞ？←失礼
my「別に楽しそうにしてません。」
ci「ふぅ〜ん？まぁ、ええわ…。」
……冷たくやっちゃった。何故彼は、直ぐ拗ねるのだろうと考え出した途端、気づいてしまったのだ……。
まさか、え…エ、ゑ？
my「嫉妬…？」
ci「………してへんわ。」
何だその間は…、絶対図星だったろ。明らかにその大きな背中から感じる気配は、まるで主人に叱られた仔犬みたいだ。
my「…どうしたら機嫌を直してくれますか？」
効果的ではないその質問を問いただしたその時、チーノ様はさっと私の方を向く。目はまだ怒っているが、うっとりとした感じで顔を寄せられる。
ci「じゃあ…ちゅーで。」
my「…………ん？」
ci「だから、ほら…。ちゅーやて。」
だから、何故？ジリジリと寄せられ、ベンチの策まで追われる。立ち上がれば直ぐに逃げる事は可能なのだが、それを塞いだのはチーノ様だ。
今朝の時とは違い、手の甲を優しく握られる。私はされるがままの雰囲気に乗せられ、唇を吸い寄せられる瞬間
……が、その場に合わないお互い腹の虫が鳴り合ったのであった。
「「……っ。」」
my「ご飯食べましょか。」
ci「せやな。」
こんな可愛い仲直りができるだなんて、誰もがホッコリするだろう。
一方、そんな私達を観察していた人物に気づかなかったのだ。
ps「アイちゃん、昼食摂らへんの？」
i「もう少し…あぁ！？なんで直ぐgoからギリで止めちゃうの〜！」
ut「リア充めっ！( ﾟдﾟ),ﾍﾟｯ!」
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 4人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：み〜と | 作成日時：2022年12月23日 19時
