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黒い箱庭に囲まれた環境のなか
大きなテレビ状の画面を前にして
カタカタと鳴り止まないキーボードの音が心地良い
『^ら^運営街』>>>=情報入手に成功しました。
続いて、『2434world』>>>=情報入手失敗
もう一度試しますか?=ハイ>>>=情報入手失敗
もう一度試しますか?=ハイ>>>失敗
失敗…
失敗………
ニャル「へぇ〜!!そんなことで失敗するAちゃんにと〜てもお似合いだよ!」
A「…ニャル様。」
操作を止めた少女、Aは席から立ち上がり、
"カレ"を向いた。
A「どうして勝手なことをしたのですか?」
ニャル「ん〜?主語が抜けてちゃ会話が通じるとでも?これだからお人形さんは、お友達が出来ないんだよぉ。」
A「訂正:wrwrd国-港より所在する本屋で、彼女の目の前にしてよく貴重な物を手放しましたよね。」
ニャル「ああ、あの『ル.ル.イ.エ異本』のこと?」
A「彼女は貴重な存在です。もしものことが起きた暁にはどう落し前をつけるのですか?」
ニャル「君が僕に説教??アッハハ!本当に笑えない冗談はよしてくれよぉ。」
A「笑い事ではありません。私は貴方に質問をしているのです。」
ニャル「はいはい。はぁ〜、これだからお人形さんはQ&Aがお好きのようで。だから君はつまらないんだよぉ?
簡単だよ、"面白い"からぁ。」
A「理由になっていないのでは?」
ニャル「人が面白がっているのにすぐそれなんだよ。
君はさぁ…。」
ガッ!とカレは彼女の髪を強く掴む。
それでも彼女はなにもしない、抵抗しない。
なぜなら、痛みも情も必要ないのだから。
ニャル「忘れたとは言わせないよ?僕を創造した責任として、たっぷり楽しませてね???」
A「……ハイ。」
カレは気に食わないかのようにバッと彼女を乱暴に離し、
そして…
ニャル「後さぁ…
いつまでその"名前"で居続けるわけぇ?」
A「…。」
ニャル「まぁ、別に興味ないけど。
じゃあこの後よろしくねぇ♪」
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み〜と(プロフ) - 黒猫飴さん» コメントありがとうございます。一気読みとはもう大変嬉しいです…。体調の方も気をつけながら更新頑張ります!! (2022年7月10日 19時) (レス) id: 5162af39c9 (このIDを非表示/違反報告)
黒猫飴(プロフ) - 一気読みさせていただきました!!とても面白かったです、これからも更新頑張ってください!くれぐれも体調にはお気を付けて!! (2022年7月10日 18時) (レス) @page17 id: c8537bae2f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:み〜と | 作成日時:2022年7月2日 15時