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満月 ページ4

〜鬱金香の村〜


ここの宿屋に泊めれてよかった。

ぺいんとさんはBBQがトラウマになったことで無事に野宿は避けたのだ。もう大丈夫なんじゃないか?

この村にゾンビが居ないのは、村を守るゴーレムさんがいるからだ。



…困ったことが一つ。


夜になると不安になる。それは、夢だ。

この世界に来てから、不思議な夢を見てしまうのはもう気のせいではないと感じた。


ユウ「日記と同じ書かれているような気がする…。」

夕食は済み、汗だらけになった身体は既にシャワーを浴びたため、することは寝ることだが…。

ユウ「…夜ふかししてぇ。」

ちょっとだけ。ちょっとだけ外に出て、星空を観たいな。













扉を開けると、別の扉から大きなイビキ。

ユウ「ふふ…。」

思わず微笑んでしまう。遠くにならないよう、近くのベランダに移動した。星空を見上げたかったが、


今日は満月だ。月の光によって星が少々見えずらいが、
うっとりとする満月の姿だ。

「クーン?」

ユウ「ん?あら、こんばんは。」

狼犬がふさふさと嬉しそうに尻尾を振っていた。

私に警戒心はなく、むしろ人懐っこい子だ。

ユウ「飼い主はどこだろう?」








???「ここやで。」

ユウ「…!」


びっくりした…。紫色のストールに、灰色のコートを着た男性に全然気づかなかった。

か、陰が薄くてとかそんなんじゃないからね??


???「いやーすまんな。突然やったろ?
俺いつも陰薄いからな。」

ユウ「い、いいえ!いいえ!ごめんなさい、気づかなかった私が悪いんですぅうう(汗!!」

???「ふふ、そうか。俺以外この子は中々人懐っこい子見たことあらへんから思わず声掛けてもうたんよ。」

ユウ「そうなんですか…。」

???「立ちっぱなしはあれやし、椅子に座りな?」

ユウ「あ、はい。」


どうしよ…でもなぁとちょっと考えてたらわんちゃんをチラリと見て、うるうると見つめていた。


よし、座ろう。鼻⭐︎塩⭐︎塩。

少女→←夕日の先に



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み〜と(プロフ) - 黒猫飴さん» コメントありがとうございます。一気読みとはもう大変嬉しいです…。体調の方も気をつけながら更新頑張ります!! (2022年7月10日 19時) (レス) id: 5162af39c9 (このIDを非表示/違反報告)
黒猫飴(プロフ) - 一気読みさせていただきました!!とても面白かったです、これからも更新頑張ってください!くれぐれも体調にはお気を付けて!! (2022年7月10日 18時) (レス) @page17 id: c8537bae2f (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:み〜と | 作成日時:2022年7月2日 15時

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