Love or Lies (ページ10)

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廉｢あ、いや、そのぉ…なんて言うか、ハハ…｣

私なりにいつもよりお洒落してみたんだ。
普段は履かないスカートとか、ちょっとリップ塗ってみたり。イヤリング付けてみたり。

会場にいるお姉さんみたいにはなれないけど。

『い、いま、可愛いって…』

廉｢…お洒落してきてくれるとか期待したけど…いや、めっちゃ可愛いよ、…｣

『…あ、えっ、と…ありがとう…？』

2人して顔を真っ赤にしている時の事だった。

？｢ええええ！？廉の彼女！？！？！？｣

廉｢『！？！？！？』｣

ばっと後ろを振り向いた。

廉｢なんや紫耀かよ…！｣

焦るわなんていいながら彼の耳は真っ赤だった。

廉｢…まだちゃうよ。｣

『…廉くん？』

廉｢あ、いや、なんもない｣

平｢ふふふふふ、なるほど！！！君が噂のAちゃん？｣

『あっ…そう、です。噂…？』

平｢廉がしょっちゅう｣

廉｢だーーーストップ。それ以上は言わんといて。｣

『…はぁ、(笑)』

紫耀くんは2個上ということを知った。
あと名古屋の人で、ぬれおかきが好き、

平｢来てくれてほんとにありがとね、廉、いつもよりやる気あるわ(笑)｣

トイレ行ってくる、なんていって私と紫耀くんを置き去りにした。

『そうなんですか？』

平｢ここだけの話だよ？実はね、Aちゃんが来るってわかってから急にやる気出ちゃってさぁ、もとから努力家だけど、もっと頑張ってる(笑)愛されてんねぇ～｣

『あ、いや、えっと…(笑)』

平｢廉のこと好きなんでしょ？ふふ、きっとそのうちどうにかなるね。応援してる！｣

奥の方から｢紫耀！そろそろ行くぞ！｣

って廉くんの声が聞こえた。

廉｢A頑張るな！！！ちゃんと俺だけ見とけよー！！！！｣

『あっ、うん！わかった！頑張ってね。』

平｢Aちゃん俺も見といて！｣

廉｢いや、見んでええ！俺だけ！！な！！！｣

小競り合いをしながら2人で舞台の方へ行ったから、私も席につこうと向かった。

『…楽しみだなぁ』