Love or Lies (ページ48)

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あなたは、永遠の愛を誓いますか？

バージンロードは、
父がいない私の代わりに、父の兄が歩いてくれた。

母親が座る隣に、父の写真が置いていた。
その父を見ると、……

『……………ごめん、なさい。』

『…誓え、無いです。』

口からその言葉が出てしまった。

「……………は、」

『……ごめんなさい、やっぱり、解消してください。』

「…ふざけるな！なぜ今更！」

『……好きじゃない人と、結婚なんてやっぱり無理なんです。』

彼の両親も、
私の母も、
目をギョッとして驚いていた。

叔父だけは、笑っていた。

「僕のどこが行けないんだ！永瀬より幾分も権力もある！お金もある！君を好きな気持ちだって負けてないはずだ！それなのに何故！」

『………廉は、関係ないです。』

「…しかし、あの記事を見せたら引いたんじゃないか。」

『………やっぱり、あの記事書かせたの、あなたなんですね。』

神聖な場所、愛を誓う場所で、
言い合い。

行けないことだとわかっているのに、

『………無理やりしばりつけて、手を出す所が好きじゃありません。いつも、体にある傷を見る度に胸が痛くなります。

…そうやって廉を傷つけるところも好きじゃありません。私は廉の元には帰りません。

ですが、あなたとも結婚したくはありません。』

そう言うと彼はまた手を上げようとした。

母「やめなさい！」

すると、母が止めに入った。

母「…たしかに、今この子がしていることは最低なことです。…でも、目の前で娘が傷つけられるところは見たくありません。謝罪なら私がします。ですから、この子を傷つけるようなことはしないでください。」

母が深々と頭を下げた。

母「それに、そうやって手馴れたように傷つける人に、この子は渡せません。」

母が、私を護ってくれた。
それに涙がこぼれそうになった。

「……いいのか！？じゃああの記事ばら撒くぞ！？お前の大好きな永瀬廉が！醜態な目に晒されて、二度と芸能界に戻って来れないかもしれないぞ！？お前のせいで！！！」

いつまでも、あなたは切り札を残し続ける。

………守りたい。廉を。
でも、………この人と一緒ににも…なれない、

『………どうしたら、』

？「いいよ、それ。ばらまいても。」

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