Love or Lies (ページ27)

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永瀬side

廉「えー、好きな女の子のタイプっすか…(笑)」

年に数回は絶対に聞かれんねんけど
そんな需要あるかな…(笑)

と思いつつも、彼女の顔が思い浮かぶ。

廉「あんまないっす、けど、強いてゆうなら」

廉「俺のために自分を犠牲にするような人は、………」

廉「すいません、じゃなくて、笑顔が可愛い子！」

"俺のために、自分を犠牲にするような人は、嫌いで、だけど、だけど、好きでたまらない。"

そう思ったんだ。
やっぱり、どうしても大好きなんだ、

俺には彼女しかおらんくて
多分、いつまでも大好きで。

廉「……………ふふ」

俺の衣装を見てあぁだこうだ言いながら
俺の魅力を最大限に引き出してくれようとする姿。

本当に、本当に嬉しかった。
また会えたことも、

綺麗になってた。

いつか、迎えに行けると思ってたんだ。
左の薬指に指輪を嵌められる日が来ると思ってたんだ。

廉「………まぁ、しゃあないよな」

彼女の幸せを祈ることしかできない俺は、
本当に情けなくて、

無理やり引っ張ってもあの時、
彼女を離さなかったらよかった。

店「またわずらってんの？」

廉「しゃあないやん…好きやもん」

友達が落ち込んでる俺に声をかけに来てくれた。

廉「会いたくてしゃあない。こんなん、ひさしぶり」

店「廉が今度来た時伝えてって言ってた。」

"私もまだ好きだって。"

廉「…そんな男声で言われたら困るわ！(笑)」

それに、痛いほどそれは分かってるよ。
分かってるんだ

店「…いやまあ、それより、こっちが本題」

廉「んー？」

店「2ヶ月後、……結婚式、らしいよ」

廉「………………………そう、」

廉「…んふふ、それが何？って感じよな～、何したらいいねん！(笑)招待状それやったら渡してくれたらええのになぁ、ほら、ドレス見たいし」

店「ちょっとまったー！ってやつ、やってこいよ(笑)」

廉「いや、あれな、犯罪行為らしいで」

店「じゃあもっと正当な行為で奪いに行けよ」

廉「あほか、俺にはそんな資格ないから。」

そういうと、友達が寂しそうに笑った