Love or Lies (ページ23)

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ちょっと落ち着いて話がしたい、
そういうことを言われたため、
それを私は了承してしまい

小さなカフェにいた

廉「安心して、ここ俺の友達の親のカフェやから、バレへん」

『………そう、』

廉「…んー、で？あの男の人、婚約者なん？」

『そう。です、』

廉「…………なんでそんな焦って結婚なんかするん？」

『…なにそれ』

廉「顔が物語ってる。」

"そんなに好きじゃないって"

『………………』

図星だった私は、ついに黙ってしまった

廉「え、当たり？」

『…うそ、また嵌めたの？』

廉「さっきもそーやけど、引っかかりやすいなほんま(笑)」

廉「で、なんで結婚？まだ早いやろ」

『お母さんが、病気になって。私が1人になるって思ってるから早く結婚させたかったらしい。相手はお見合い、10個近く上。別に好きじゃないけど幸せにはなれると思ったから結婚することにした。』

廉「…………ほーん、」

『なに、言いたいことあるんだったら言ってよ。』

廉「…じゃあ言うけど、」

私は深呼吸する彼の目の前で
固唾を呑んだ。

廉「それ、俺じゃあかん？」

ソレ、オレジャアカン？
ソレ、オレジャアカン？
ソレ、オレジャアカン？

『………………は？』

廉「婚約者、俺じゃあかんの？」

『いや、えっ』

廉「言ったやん、迎えに行くって、」

嘘だと思ったんだ、
必ずなんて言葉も私は信じない、
そんな本当かも分からない言葉に浮かれず
ちゃんと地に足つけていようと思ったんだ、
だけど、急に再会して、それで、

"え、何その反応、忘れたん？(笑)"

"うわー、さすがに傷つく(笑)"

私はそう言って寂しそうに俯いた廉に
上手く声をかけることが出来なかった。