Love or Lies (ページ11)

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キラキラしてた。
誰よりも。

いつもの廉くんじゃなかった。
ちょっとだけ、嫉妬した。

周りを見渡せば
廉くんの団扇を持つ人ばかり。

…人気なんだなぁ。

気づいたら終わってた。
俺だけ見といて、なんて言うけど。
廉くんしか見れなかった。

人一倍努力してたんだよなぁ、
学校でよくうたた寝してたもんな。

だけどテストはいつも成績が良かった。

『…私、隣にいてもいいのかな』

ふと我に返った。
だって、私たち付き合ってないもん。
そう思った。

ピコン、とケータイに通知が入った。
｢話ある。裏来て欲しい。｣

それだけだった。

『……何言われるんだろう』

ただどうだった？とか？それだけ？
それよりもっと深刻な話？

グルグルと頭の中では不安なことしかなくなってくる

廉｢A…！｣

『れんっ、く…！？』

疲れ果てたのかちょっとだけフラフラとしている
廉くんは急に私を抱きしめた。

廉｢…1回しか言わんから、よう聞いて｣

『う、うん…』

廉｢…好き。｣

『…へっ、？』

廉｢しょうが、めちゃくちゃ可愛いって。Aのこと。ほかのメンバーも言うててさ、なんか、俺しかお前が可愛いのは知らんくてええって思ってん。……独り占めしたい。ずっと隣におるのは俺がいいし、お前の隣も俺であって欲しい。ずっと、｣

廉｢まだまだ中学生のマセガキやし、売れてる芸能人でもない。プロ意識足りてないって言われるかもしれん｣

廉｢…それでもいい、それでもいいから横におって欲しい。｣

それだけ言うと私を離さん、と言うばかりに
抱きしめる力を強くした。

『…わたし、そんなに可愛くないよ？』

廉｢俺にとったら誰よりもかわいい｣

『家厳しいから、遊んだりもあんまり出来ないよ？』

廉｢学校一緒に過ごして、たまに連絡するだけでいい｣

『えっと、えっと…』

廉｢A？もういいから、返事聞かせて？｣

『……』

『私も、好きです。』