これって運命でしょ？ 4

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....テヒョンてば意外とちゃんとしてた。




昨日も一昨日も




ただくっついて眠るだけ。




もちろん、全く何もしない訳じゃなくて
キスくらいして来るけど




ふにゅっと触れるだけだったり




ちゅっと啄むようなものだったり。




おかげで、テヒョンが言ってた
“ 拷問 ” の意味がよぉーくわかった。




....だってさ？




疲れてるはずなのに




中途半端なキスと密着具合が焦れったくて




....テヒョンが欲しくなっちゃったから。




ヤバいなぁ....。




どんどんテヒョンのペースに
巻き込まれてるっていうか




どんどんハマってる気がする。




....テヒョン沼に。




もう抜け出せそうにないんだけど




これで会長に認めてもらえなかったら、




許してもらえなかったらどうしよう....。




そのまま沈んで廃人だわ....。




「A、手が止まってるよ...？ 笑」


「え...」




ってソクジンくん。




ていうか仕事中じゃんね。




何やってるんだ、もう。




「まだユンギの事気にしてる....？」


「...っ」




思わず耳を押さえてソクジンくんを見た。




「....ああ、ごめんごめん。笑」




ごめんごめんじゃないよ....！




耳弱いって知ってるくせに




いくら周りに聞こえないようにって言っても
寄りすぎだから....！




「キムテヒョンが妬くのが面白くてさ。笑」


「え...っ、」




ていうかまた近い....っ！




「俺って実はSなのかなぁ。笑」


「、」




“ Sなのかなぁ ” って。




ていうか、




テヒョンが妬くのが面白い、って




....酷い先輩。




「じゃあ、またね？ 笑」


「え...」




“ またね ” って.....なんだったの？




私をからかいに来ただけ....？




ホント酷い....。




「....お前らホント仲いいよな」


「え」




....ユンギ。




仕事中なのになんで....？




「....んだよ」


「や、なんで今....？」


「....ほれ、回覧板」


「回覧板....？」




ユンギが差し出したクリップボードには




『同期会開催について！』




なんて表題の、A4用紙が挟まってる。




「....俺の次がお前、んで最後がソクジン」


「....ああ、」




そういう事。




びっくりした。




ていうかソクジンくん、
ホントに企画してくれたんだ。




「....お前、やけに普通だな」


「へ？」


「気にしてんの俺だけかよ....」


「...あ、」








....すっかり忘れてた。





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