あ、あれは！教師だ！！！【反応集】

【短編シリーズ】王様ゲームを彼らとしてみた。＿＿王様の言うことは絶対なｯｯ！！　2 ページ12

「魔王様だ〜れだ！」

そう言う司会役の先生含め，嫌がりながらも参加してくれる教師，
ちょっと面白そうと興味を持っている教師，


はしゃいで若干フライングした教師(A)が一斉に箱から棒を取り出した。



「「…お」」

皆がその棒に書かれた番号を見る。

「………俺？」

『…うわ、オリアス先生かぁ…』

何と能力を切っていた筈のオリアスが魔王を引いた。ここでも運の良さを発揮するとは流石だ。


『……え、ホントに能力切ってます？？』

ここで疑いの目を向けられるが、オリアスはまぁ余裕と言った感じで，


「切ってるつもりだけど……、あ，多分恨みかもね。」

そう言ってオリアスはAの方を少し睨みながら笑った。
…大方無理やり連れてこられて納得いってないのだろう。




『うわーそんなに熱く見ないでくださいよ。てれちゃうなーA』


更に睨みと笑みが深まったのは気のせいか。

『(これ命令されたらだいぶヤバいな)』


「はいはい！逢瀬交わすなそこ！さ、オリアス魔王ご命令をー」
『逢瀬じゃないですし！！』
「うわ魔王付けされるとかそろそろ引っ込みたいんだけど…」


ここの教師はノリが良いようだ。



「んーじゃ…1番と3番がハグして下さい」



「…俺なの？？1番です。」
「俺3番」


『…ふっ…ｯんふふ…』

「いやまてまてまて、イチョウかよ」
「男同士とかもはやなんも見所ないだろ」


どうやら当たったのはツムルとイチョウのようだ。
それを高みの見物で座って今にも爆笑しそうなA、その他諸々


「…なんだこれ……」
「かわいーなーツムルー」



「友情のハグと捉えておこう。」

『…なしじゃないな…。女子が抱き合っているとか最早ご褒美では…？…』



Aが何言ったかはさておき。


完全に棒読みのイチョウと死にかけているツムル、そんな２人が抱きしめ合っている図は何ともシュールだ。



「…そ、そこまでで良いですよ。見てるこっちが可哀想になってきた。」

オリアスに同情されて終わりになった。
あの二人のメンタルをケアしないといけない先生が可哀想だと思う。



『次は絶対魔王様になってやる！！そして色んな事(意味深)を命令してやるんだ！！』

「ウワ、独裁始まりそう。」
「絶対あの暴君に政治権を握らせるなよ！！ヤバいぞ」

笑いこけた後のAが張り切っていたところ。



「失礼。」
『…ん？ダリ先生！？！』

訪問者が来た。

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