私立敵育成高等専門学校【ヒロアカ】【本編】 (ページ10)

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【藤乃宮秋名/メリエス】ページ10

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夢を、見たんだ。夢にね、私を助けてくれた子が出てきたの

格好良くて、キッチリいじめっ子達に言ったんだよ。凄いよね、あの時の私って、弱虫でなんでもまぁ良いやと思ってたからさ

その子はね＿＿＿＿＿勝己なの。元親友

元がなんでかって言うのには色々と理由があるから、まぁ気にしなくても良いかな・・・

紅い瞳に髪を持つ一人の少女はベッドから身体を起こした

んー！と伸びをすると瞼を擦りつつも着替える

まだ眠くて居眠りしちゃうかも。だなんて思いつつも手は止めない

カバンには色んな物を詰め込んだ。ノートに教科書。後は、勉強には全く関係なさそうな物まで。カバンに一通り詰め込むと秋名はふぅと息を吐いた

「よぉ～し！張り切っちゃお～！！！」

彼女の名前は藤乃宮秋名。個性は超爆発音

まるで幼稚園や小学一年生の子供が喋るかのように物を喋り、勉強が嫌いな一人の少女

勉強が嫌いでいつもテストは赤点。入学してから赤点が殆ど続いていた。なのに、留年はしない。その理由は、毎回死ぬ気で頑張っているから

ギリギリ赤点以上をとり、なんとか無事だったりするが、流石に今年も同じように出来るかは分からない

3年生には見えない様な成績に周りにも多少は馬鹿にされがち。でも、秋名はそれをあまり気に留めなかった

「そーいや、勝己は元気かなぁ～？？今度あったらい～っぱい悪戯しちゃおう！」

「ふふ！今日は何をしようっ！飴玉を皆にあげようかな？あ、それとも、私の個性で皆を気絶させちゃおうかなぁ！？」

目をキラキラとさせながら、秋名は歩いてく

皆を驚かせたりする事をとても楽しむのでいつも登校中はこうして考えている

これが、藤乃宮秋名の一日の始まり方だ

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