私立敵育成高等専門学校【ヒロアカ】【本編】 (ページ7)

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【喰雷影斗／雷龍】ページ7

朝。
ここは敵高専の寮である205号室。

ﾋﾟﾘﾘﾘﾋﾟﾘﾘﾘﾘﾘ

半分以上ごみ置き場ではないかと思うような部屋の中に小さなアラームの音が響く。
そのゴミの中からがさりと動く物がある。それが彼。喰雷影斗である。

『アラームうるさ…。ねっむぅ…』
『用意するかぁ…』

彼は現在雄英高校潜入中である。普通だったら3年だろう。だが、彼は1年生のところにいる。
理由？それはただ単に勉強ができないからだ。

元々ここの敵高専で2年生に留年しているのに雄英でももう1年留年したらしい。ある意味才能であろう。
まぁ、他には戦闘面に関してピカイチのため1年の練習という意味もあるのだが。
ちなみにここからわかるであろうが彼は勉強が大嫌いである。

おっと、そうこうしているうちにもう用意は終わったらしい。フードを被り、雄英高校の制服を着ている。
寮に出る前に鏡を見てニパッと笑うとそのまま出ていった。

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AM 7;50
雄英高校 1－A

ｶﾞﾗﾗｯ

『皆、おはよー！』
飯田「おはようございます！」
『飯田くんおはよ～。相変わらず堅苦しいなぁ～ｗ』
飯田「いえ、一応先輩ですので！」
『それはそやな。』

彼はコミュニケーション力に長けている。
人と話すこと自体は好きだし、1人は寂しい。
そういった面でも彼の人懐っこさは現れている。

『いずくんもおはよー！』
緑谷「あ、ひすいｓｯ…喰雷さん！」
『別に俺はどっちでもええよ～』

彼と緑谷は友達だ。
もっとも影斗の方は彼にとんでもないほど重い感情をもっているが秘密である。
ここで出会うまでは名前を教えないでいたため彼の瞳の色を名前として呼んでいたのだ。

まぁ、雄英高校で本当の名前を知っているが急に呼び方を帰るのは難しい。
いつも先に翡翠さんと呼びそうになるのだが、それを愉快そうに彼は見ているのだ。

『というか今日って小テストやろ～？サボるわｧ…』
緑谷「いや、先生に怒られますよ！？」
『バレなきゃええんや』
緑谷「バレますって…」

彼と話す時、喰雷は楽しそうな表情を見せる

『あ、そういや羽月まだ来とらんのやな。』
緑谷「あ…そうですね」

彼女は同じく雄英に潜入している仲間である。
幸か不幸か彼女の席は緑谷と爆豪のあいだ。その後ろに喰雷。
なんともまぁ個性豊かな奴らのあいだである。

『早く来るとええなぁ～』
緑谷「？そうですね！」

これが彼の一日の始まりだ。