私立敵育成高等専門学校【ヒロアカ】【本編】 (ページ26)

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【五宮茜/雪兎】ページ26

夜叉と遊び(戦闘)をし強引に実態を消した後、図書館に行く。
勿論、座学が始まっているので鍵は空いていないが窓は開いている。これで文句を言われても、あちらの不備だ。
鼻歌を歌いながら窓を開けて、侵入する。

図書館はいろんな本があるから好きだ、

普段、みんなと話していて気になったことを調べていく。
言葉の意味が殆どだが。うん、日本語って難しい！
そんなことを考えていると、自分の家にいた使用人がふと頭によぎる。
あの人はなんでも知ってたな。

あの日、おれの家は燃えたが別に全員が死んだわけではない。最近家に興味本位で行ってみたが、あの事件の後おれは行方不明になり、警察に捜索届け(?)が出されていたらしい。おれがヴィランってことを知らないため、以前と同じような扱いを受けたがどうってことなかった。

強いて言えば、一ヶ月に一回は顔を出せと言われたことだが。行きたくなければ、行かなければいいし、正当防衛として攻撃することもできる。

前調べたから分かるが、今あの家にいる人たちは家族ではない。他人だ。
守りたい人でもないし、仲がいいわけでもない。
別にあの人たちがどうなろうが知ったことではない。

あ、そう言えばあの子は今どうしているのだろうか。
家を抜け出した時に会った女の子がいた。おれを見た時に、びっくりしていたが直ぐに無表情になったのだ。
どことなく、水無に似ているが流石にそれはないだろう。
もっと目にハイライトがあったし、雰囲気も違う、

なんか、昔のこと思い出して気分悪くなってきた。

本をまたあった場所に戻し、窓から部屋を出て、お気に入りの木の下へと戻る。
中々頭から離れない。

「よし、寝よう。そうしよう。」

少し朝の夢の影響もあるのだろう。
目を瞑るといつの間にか寝ていた。