私立敵育成高等専門学校【ヒロアカ】【本編】 (ページ17)

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【五宮茜/雪兎】ページ17

日本時刻、7:30。
とある部屋を覗くと二人いる内の一人が突然飛び起きた。

冷や汗を沢山かいているので、服が肌に張り付いている。
彼女は服を捲って、体の色々な箇所を確認しているのだろうか？一体どんな夢を見ていたのだろう。
いつもの幼稚園児みたいな彼女と同一人物とは、思えないような静かさで身支度を始める。

荷物を詰め終わったのか、黒と白という珍しい組み合わせの巫女装束に着替え、刀を腰に刺し、銃を袖の中に入れ、目隠しをつけて水を飲む。
そして、昼食という名の完全食をバックの中に入れる。

所々、動きを止める不審な動きはあったもののいつもの時間に窓を開けて飛び降りる。
前、教師に見つかり怒られたものの頭からスッカリ抜けている為いつも使っている。

校舎に向かっている途中、三年の霧無水無を見つけたのか声を掛けて一緒に登校を始める。

いつもより顔色が悪いと指摘されていたが、はぐらかして教室まで来る。この教室には、相棒もいるのを思い出したのか深呼吸をしてから勢いよく扉を開ける彼女。

「おっはよぉー！」

幼稚園児みたいな挨拶をして、教室の中へと足を進める。
彼女の相棒はいつもの様に、個性を使いながら勉強をしている。いつもなら、頑張ってるねぇー！などと声をかける彼女だが朝のことが忘れられないのか、声を掛けずに席へと向かう。

そして、席についてバックの中から荷物を取り出す。
いつもは荷物の中に、刃物や盗聴器などが入っているが今日は入っていない。

これは、彼女のいつもと違う朝の様子。