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蒼紅従者 ページ20

(主side)



「おはよう、佐助、小十郎。」

最近よく来る伊達さんの付き添いで来ていた
小十郎とうちの優秀な忍びの佐助に挨拶をした。

それに二人も挨拶を返してくれた。

「A、寝癖ついてるよー」

笑いながら佐助がそう言った。

そこまで笑わなくてもいいじゃんか。

手で頭を抑えていると、
後ろから「そこじゃねえ。」と言って
小十郎が頭を抑えた。



その行為にムッとしながら、
井戸のおけを引き上げようとすると、
後ろから二人がそれを取った。

「はいはーい、俺達がやるからねー。」

「別に自分で出来るよ。」

僕が反抗すると、
小十郎は頭を撫でて、続けた。


自分で出来るのに。



その後も、仕事をしようとすると、二人が現れて、僕がやっていた仕事をこなしていく。


なんで、全部二人がやるんだろう。


不思議に思った僕は彼らに尋ねてみた。

「なんで、二人がやるの? 自分で出来るよ。」

二人は驚いたようにこっちを見て、
ぼーっとした後、口を開いた。

「なんでって言われてもねえ。」

佐助はそう言って小十郎を見た。

「ああ。Aは何もするな。
俺達が全部やってやる。」

「そうそう。
俺達に任せておけばいいの。」

微笑みながら二人はそう言った。


それから数日後、
二人の過保護が度を超えている
と思っていたけれど、
それ以上のものだと思い知らされた。

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らん(プロフ) - あのーもし良ければ酒井忠次君お願いいたします (2020年10月19日 22時) (レス) id: 632a5f4028 (このIDを非表示/違反報告)
カナ(プロフ) - 神鬼寺 白姫さん» ありがとうございます!! (2019年4月30日 23時) (レス) id: dad38348f0 (このIDを非表示/違反報告)
神鬼寺 白姫(プロフ) - 冬奈にゃーにゃーさん» 完成しました!遅くなってすみませんm(_ _)m (2019年4月30日 21時) (レス) id: ea9847ed03 (このIDを非表示/違反報告)
冬奈にゃーにゃー(プロフ) - 神鬼寺 白姫さん» 楽しみにしてます!! (2019年4月20日 19時) (レス) id: dad38348f0 (このIDを非表示/違反報告)
神鬼寺 白姫(プロフ) - 冬奈にゃーにゃーさん» 了解しました! (2019年4月20日 19時) (レス) id: ea9847ed03 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:神鬼寺 白姫 | 作成日時:2016年8月22日 23時

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