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瀬戸内 ページ19

(主side)



「A、ちゃんとここに居て偉いな。」


僕の元にやってきた元就さんと元親さんは
僕の頭を撫でて、そういった。


ここに閉じ込めてるのは、君たちのくせに。


「うん。ちゃんといるよ。」


僕の返答に彼らは嬉しそうに頬を歪ませた。




彼らは僕の両隣に座り、
この一週間の僕のことを聞いた。


「この島の中を少し、回ってみたんだ。」

1週間を思い出しながらそう言うと、
元就さんが「楽しかったか?」と聞いてきたので、肯定した。

「怪我がねェなら、それでいい。」

元就さんに対抗するように元親さんはそう言って、
僕の頭を撫でた。

その行為に元就さんはムッとした表情を見せて、
「長宗我部とは普段気が合わぬが、
貴様に関しては特別なようだ。」
と言い、僕を撫でた。


そんな彼を笑いながら、元親さんも同意した。

「ああ、
奴さんと気が合うなんて嫌なんだがなァ...。
お前を手に入れるには仕方ねェ。」


最後の方は声が小さくて聞こえなかったけど、
珍しく調子を合わせた彼らの様子が怖くて、
手先が震えた。



その後も二人との会話が続いたが、
ふいに会話が止まった。

二人は僕をじっと見ていた。



「貴様が我らの元にいるなら、
他には何もいらぬ。」

そう切り出したのは元就さんだった。
それに続くように元親さんも声を出す。

「お前が俺達から離れてくなら、
何を犠牲にしようが取り戻す。」


再び、息を合わせた彼らに、恐怖を覚えた。

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らん(プロフ) - あのーもし良ければ酒井忠次君お願いいたします (2020年10月19日 22時) (レス) id: 632a5f4028 (このIDを非表示/違反報告)
カナ(プロフ) - 神鬼寺 白姫さん» ありがとうございます!! (2019年4月30日 23時) (レス) id: dad38348f0 (このIDを非表示/違反報告)
神鬼寺 白姫(プロフ) - 冬奈にゃーにゃーさん» 完成しました!遅くなってすみませんm(_ _)m (2019年4月30日 21時) (レス) id: ea9847ed03 (このIDを非表示/違反報告)
冬奈にゃーにゃー(プロフ) - 神鬼寺 白姫さん» 楽しみにしてます!! (2019年4月20日 19時) (レス) id: dad38348f0 (このIDを非表示/違反報告)
神鬼寺 白姫(プロフ) - 冬奈にゃーにゃーさん» 了解しました! (2019年4月20日 19時) (レス) id: ea9847ed03 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:神鬼寺 白姫 | 作成日時:2016年8月22日 23時

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