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伊達主従 ページ15

(主side)



「政宗様、あちらの方も探してみましょう。」


片倉さんの言葉で、
二人がこっちに来ないとわかって、酷く安心した。

あの二人に見つかったら、
今度こそどうなるかわからない。


彼らが行かない方に逃げよう。


僕は城下町の商人の子供だった。
それがどうしてかわからないが、
彼らに気に入られて、城に連れていかれてから、
外に出られなかった。


今日やっと、隙をついて逃げることが出来た。
直ぐに国を出てしまいたいけど、
彼らに見つかりそうで、逃げられない。


でも、止まってても意味が無い。
そう考えて走り出した。

見つかりにくそうな所を探して、走る。
草が生い茂るところや家の裏手などを度々抜けていく。


真っ暗な道を走っていると、前に人影が見えた。
見た事のある人影だ。


足を止めた。


「なんで、ここに居るの...!!」

「Aを迎えに来たんだよ。」


そこには、不気味に笑んだ伊達さんがいた。


恐怖で足がすくんで、座り込みそうになる。
しかし、それを抑えて、急いで、
後ろを向いて、逃げようとした。


しかし、そこには、片倉さんがいた。


「流石だぜ、小十郎。」

「いえ、政宗様の作戦の賜物です。」


それを聞いて納得が言った。
きっとさっきの言葉も僕を騙すためだったのだろう。

両方塞がれた。逃げる場所がない。


「さっさと帰ろうぜ、A...。」

「部屋の外は、お前には必要ねえ。」

二人からのどうしようもない圧に、
下を向いていると、
後ろから酷い衝撃がきた。





目を覚ますと、元の部屋だった。
頭の痛み、目の前で不気味に微笑んでいる二人、
僕から逃げる気力を奪うには十分だった。

真田主従→←片倉小十郎


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らん(プロフ) - あのーもし良ければ酒井忠次君お願いいたします (2020年10月19日 22時) (レス) id: 632a5f4028 (このIDを非表示/違反報告)
カナ(プロフ) - 神鬼寺 白姫さん» ありがとうございます!! (2019年4月30日 23時) (レス) id: dad38348f0 (このIDを非表示/違反報告)
神鬼寺 白姫(プロフ) - 冬奈にゃーにゃーさん» 完成しました!遅くなってすみませんm(_ _)m (2019年4月30日 21時) (レス) id: ea9847ed03 (このIDを非表示/違反報告)
冬奈にゃーにゃー(プロフ) - 神鬼寺 白姫さん» 楽しみにしてます!! (2019年4月20日 19時) (レス) id: dad38348f0 (このIDを非表示/違反報告)
神鬼寺 白姫(プロフ) - 冬奈にゃーにゃーさん» 了解しました! (2019年4月20日 19時) (レス) id: ea9847ed03 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:神鬼寺 白姫 | 作成日時:2016年8月22日 23時

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