お昼休みは自由です。 ページ4
学校に着いたら
四時間授業があって
それから美味しい給食を食べたら、
「昼休みだなユキ」
「そうだねハル。今日もコテンパにしてあげる」
「う、うるせぇこのチビ茄子！」
「精々今の内に吠えとけ。いぬっころが」
『早くサッカーやろーよー』
既にチーム分けされているのに歪み合う馬鹿二人。
審判役の私がとても可哀想だ。
やっと始まったかと思うと結構両者ともに強い。
ハルちゃんにパスが通り.....
『あ、転けた』
それも派手に、肘が赤くなってるのが見える。
それでも試合は続く。
すかさずユキちゃんがボールを拾い、ゴール。
そこで丁度試合終了のチャイム。ユキチームの勝ち。
「やるじゃん」
「へへっ」
楽しそうね君達。審判(私)いらないじゃん。
こんな事なら縄跳びに混ぜてもらえば良かった。
得点板を片付けていると視界に入るキノコ。
間違えた、あれ頭だわ。
『キノコ君もサッカーしてたんだ』
木ノ下光太君。通称キノコ君(私命名)
あまり運動が得意な方では無くどちらかと言うと本をによく読んでる大人しい子だ。
そんなキノコ君がサッカーとは珍しい。
きっとハルちゃんがチーム混ぜてくれたのだろう。不器用だけど優しいし。
.....私も試合したかった。今度私も混ぜてもらおう。
ガシャンッと物置へしまっていると、下駄箱の方が騒がしい。
あのカラフル頭は私の幼馴染みだ。
こんな時、青頭と黄頭は非常に見付けやすい。
『また喧嘩ね.....』
もしかして、あの二人は喧嘩が好きなのか。
喧嘩なんて痛いし弱かったら負けるのに。嫌なことだらけだ。
まあ、力の強い私には関係ないけど。
前から気付いてたが毎回ぶつかって行くのはハルちゃん。
それで、ボロボロになるのも決まってハルちゃん。
追い付きたいんだろうか。
でも素直になれないから喧嘩で傷付けあっているのかもしれない。二人とも。
そう言えばあの二人は友達なのかな
二人とも私の事は友達と呼んでくれる。だけど二人は、いつも友達らしい所なく喧嘩ばかりだ。
でも、喧嘩するってことは絆が欲しいのだろうか。
決して切れる事のない繋ぎ止めれる絆が.....
その日の放課後、二人のあるか解らない絆に切れ目が走る。
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ゆりしー２号(プロフ) - 流星さん» ありがとうございます！更新は遅いと思いますが頑張っていきます！ (2015年9月28日 0時) (
レス) id: 0122e64e7c (このIDを非表示/違反報告)
流星 - 自分的には面白かった！頑張ってね(o^o^o) (2015年9月27日 22時) (携帯から) (レス) id: 50c14abcd7 (このIDを非表示/違反報告)
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