最終手段は最強です。 ページ3
そっと手を伸ばし、引っ張る。
「いでででででで痛てぇって!!分かった!!分かったから!!!」
耳を引っ張るともう降参だと言うように手を振る黄頭。
『ハルちゃんの耳って意外に柔らかいね』
毎度引っ張ってると思う。ムニムニ気持ちいい。
「痛てぇって!いい加減離せよ!」
『やだ』
「やだじゃねぇ。何女ぶって...いってーよ!!!」
女子にそれは無いだろ。もう片方の耳も引っ張る。
『女ですーこんな可愛い男の子がいてたまるか
もういい、ランドセルとってきなよ』
(仕方なく)放してあげる私えらい。ハルちゃんの早めの帰宅を見送り、青頭に話しかける。
『ユキちゃんも酷いと思わない?』
同意を求めると青頭こと「ユキちゃん」はキョロキョロ何か探してた。
『ユキちゃん何してるのかな』
「可愛い女の子探してた。近くにはいないね」
『私は!?』
「.....え?」
.....。
『ユキちゃんのバカー!!!!』
「痛い痛い痛い痛い、カヨごめんって」
謝罪は軽くあやされてるみたいだ。非常に腹が立つ。
「ちょ、なんで俺までやるんだよ!カヨの馬鹿力は洒落にならねぇって!」
そこで丁度戻って来た黄頭にもあたってやる。
『バカー!学校行くよバカどもー!』
二人の耳を鷲掴むと学校に着くまで引っ張った。
なんでだ、どう見ても女子でしょ。
赤い髪なんて自慢できる。それに髪をピンで留めてるんだぞ。
確かに黄頭みたいにいつも短パンで、青頭みたいにパーカーを着てはいるが。
『なんで二人はこうなの』
「そんな怒んなって、ブスはしょうがねぇよ」
「そうだよ。不細工が余計不細工になるよ」
『ふざけんな』
ぎりっ
耳を引っ張る指先に力を込めると二人は悲鳴を上げた。
ハンッ、ザマーミロ←
学校につく頃には耳たぶが真っ赤だった。
そのまま二人とも耳たぶが伸びてしまえばいいんだ。
この世には男の娘と言う人類がいることを小学生の私はまだ知らない。
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ゆりしー2号(プロフ) - 流星さん» ありがとうございます!更新は遅いと思いますが頑張っていきます! (2015年9月28日 0時) (レス) id: 0122e64e7c (このIDを非表示/違反報告)
流星 - 自分的には面白かった!頑張ってね(o^o^o) (2015年9月27日 22時) (携帯から) (レス) id: 50c14abcd7 (このIDを非表示/違反報告)
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