【ペルソナ5】弱者は貫く ※番外・短編集※リクエスト募集

風邪(暁ver)※ルア様リク※ ページ9

暁目線

暁:くしゅんっ!
モルガナ:おい、大丈夫か…?
暁:…あぁ…

目の前が歪む
頭も回らない…

暁:まさか…風邪引くとは…
モルガナ:オマエここんとこ、休むことできてなかったよな

メメントスの依頼をこなしたり、ステータスや体力を上げるためジムなどに行ったり、軍資金のためバイトしたり…

今思えば、体を休ませることはなかった

モルガナ:いろいろと急かせて悪かったな…
暁:べつに…いい…
モルガナ:今日メメントス行く予定だったんだろ?
みんなに自分のこと知らせたか?
暁:あぁ…

チャットは既に心配のメッセージが嵐のように送られてきた

みんなには、迷惑かけたな…


カランカランッ


店の鐘が鳴ると、階段を上る音が近づいてきた

??:暁大丈夫?

階段からひょっこりとAの顔が現れた

暁:…A…どうして…?
A:風邪引いたんでしょ?
私の出来る範囲でだけど、看病しに来たの
モルガナ:すまねぇなナマエ
暁:…ありがとう…A…
A:お互い様だよ
いつも暁に助けてもらってるから
今日ぐらい、頼って

頼って、か…
少しだけなら、いいか…

Aは近くにあった椅子をベッドの横まで運び、座った

A:熱はどう?
暁:…わからない

すると額に手を当てられる
目の前にAの顔があった
思わず目をそらしそうになった

A:…まだ熱いね
暁:あ、あぁ…
A:冷たい水もらってくるね

Aは水の入った桶を持って階段の方へと行き、下へ下りていった

さっきの光景を思い出す

想い人を間近で見るなんて、心臓に悪すぎる…

モルガナ:どうした、ボーッとして
暁:…心臓爆発しそうになった

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