【ペルソナ5】弱者は貫く ※番外・短編集※リクエスト募集

室内温水プール※ルア様リク※ ページ42

貴方目線

A:人多いね
暁:季節外れだけど、泳ぎたい人がいるんだな

暁と、とある室内プールに行っている
付き合って数ヵ月過ぎているのだが、色々な事があって暁と一緒にいる機会がなかった

ので、故郷に帰る前に色んな所へ行こうとお互いに話し合った

暁:水着、新しく買ったの?
A:あ、うん
暁:前のは?似合ってたのに
A:プールに入るには、ちょっとね
子供もいるし…人の目が気になるから
暁:そうか

それもあるけど…
背中を隠すために、新しい水着を買った
暁には見せたくない

暁:取り敢えず泳ごう
A:ならあっちのプールから泳いでもいい?
暁:あぁ

数十年ぶりに入るプール
設けられているプール全部入りたい
その勢いで回る



暁目線

A:やっぱり泳ぐって、楽しいね
暁:Aって泳ぐの速いな
A:そうかな?
暁:あぁ、追いつけなかった
A:えへへ
??:よう彼女!

Aの方に、男の声がかかる
声のした方へ向くと、チャラい雰囲気の男がいた

A:なんですか?
男:さっき、良い泳ぎしてたね
それに可愛いしね
A:は、はぁ…
男:どう?
そんなモサ男より、俺と一緒に泳がない?

モサ男って、俺の事か?

A:私、彼の彼女なので
男:俺と一緒なら、ソイツよりもっと楽しいこと出来るよ?
きっと俺の事、メロメロになるよ?

ナンパする男だ
やましい事しか考えてないだろう
さっきからAの体を見てばっかだ

Aを隠そうと手を伸ばす
が、Aは怯まずに男の前に立った

A:…いい加減にしてもらえますか?
男:へ?
A:あんたみたいな男性に、私がついていくとでも?
随分と女性を軽く見てますね?
言っときますけどね、あんたみたいなのに私の彼氏を見下してもらいたくないです
私の彼を、あんたみたいなのと比べないで
男:い、いや…そんなに言ってな…
A:顔面と性格見直してこい
このグズ男

Aのキレ顔を見た瞬間、男は怯えて逃げていった

A:全く、比べないでほしいよ
暁:ハハッ…

やっぱりAは怒ると怖いな…


でも男の逃げる姿を見て、少しスッキリした

A:…私は、暁のことしか考えてないのに
暁:!
A、もう一回言って…!
A:い、言わない!
暁:A!

無意識に話していたのが恥ずかしかったのか、赤面して逃げるA
俺はその後ろを追いかけ、もう一度言うようにせがむ



やっぱり俺のAは可愛い

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