【ペルソナ5】弱者は貫く ※番外・短編集※リクエスト募集

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貴方目線

A:ご飯美味しかったね
暁:あぁ、野菜も新鮮で美味しかったな

温泉街を回った後、旅館の食処で夕食を取る
その地域の特産物を使った伝統料理を味わう

夕食を済ませ、部屋へと戻る

A:このあと、どうしようか?
暁:…温泉入らないか?
今日は色んなところ歩き回ったから、体を休めよう
A:そうだね
暁:Aから入りなよ
A:そんな、暁の方が疲れてるでしょ?
先に入りなよ
暁:そんなことない

互いに譲り合う
誘ってくれたのに、先に入るなんて…

暁:…決まらないなら、一緒に入る?
A:…へっ!?

突然の発言に、変な声が出る

一緒に入るなんて、そんな…!

暁:ごめん
俺と一緒は、嫌だよな
A:いや、嫌じゃないよ!
その…

後ろ向き、考える

他の女性は男性と付き合ってるなら、そういう時があるかもしれない

…が、私達はそんなことをしたことがない
暁には、私のペースに合わせてもらってる

それに、あの傷だって…

結婚するか分からないが、そんな大事な事の前にそんなこと、してもいいのか?
それで、傷を見て…嫌われたら…

暁:どうした?
A:う、ううん!
何でもないよ!
暁:そうか…
その…どうする?
A:…い、いいよ…
暁:!
A:その…一緒に、入ろうか…
ふ、二人の時とか…あまりないから、その…折角だから…
暁:あぁ!
A:その…先に行ってて
準備とか、あるから…
暁:あぁ、分かった

暁はタオルと着替えを手に、先に風呂場へと歩いていった

いないことを確認して、今の自分の顔を確かめる
顔全体が赤くなっていた

A:〜っ!
お、落ち着け私…だ、大丈夫…
は、入るだけ、だから…!

自分に言い聞かせ、タオル等を手にとって風呂場へと向かう
こんなに恥ずかしがったら、余計に変なこと考えてるって勘違いされちゃうよ…

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