【ペルソナ5】弱者は貫く ※番外・短編集※リクエスト募集

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暁目線

明智が笑顔で彼女達に近づいている時に、俺は彼女らを睨み付け、Aを引き離す
怯えるAを後ろに隠し、彼女達から見えないようにする

女子1:何よ、あんた達こんな子の何よ
引っ込んでなさいよ!
明智:変わってないなぁ、今も昔も
女子3:何よそれ…!?
女子2:あ、あんた…明智、吾郎…!?
女子1:…え、嘘でしょ…?
明智:あ、思い出してくれたかい?
女子2:な…なんであんたが…

そういえば、明智はAの地元で育ったと言ってたな
彼女らが知ってるのも、当たり前か

明智:君達の事はよーく知ってるからね
余程思い出話をしたいみたいだね?
せっかくだし、近くの店で話そうか
…じっくりとね
女子1:…ﾁｯ ほんと気に入らない
行こう!

最初に話しかけた女子がリーダーシップを取り、その場から姿を消した

暁:…大丈夫か?
A:…ｺｸﾝ

また話さなくなり、Aは頭を上下に動かして返事した

明智:しばらく落ち着かせた方がいいね
暁:…そうだな
モルガナ:もしかしたらアイツら、メメントスにいるかもしれない
暁:…落ち着き次第、皆に話そう
Aの為に
明智:…僕は少し彼女達の事を調べてみるよ
再発しないようにね
手札は多い方が有利だからね
暁:あぁ、頼む
明智:じゃあ僕はこれで…A

明智はポンッとAの頭に手を置くと、撫で始めた

明智:僕が君を彼女達から守るから、安心して
A:…
明智:じゃあまたね

手を振り、明智は人混みへと姿を消していった

ピロンッ

チャットにメッセージが来た
送り主を見ると、隣のAからだった

A:"暁、今日は帰ろう"
"わざわざ一緒に来てくれたのにごめん"
暁:気にするな、今日は帰ろう
家まで送る
モルガナ:もしかしたらアイツら、待ち伏せしてるかもしれないからな
ワガハイ達に任せろ!
A:…ｺｸﾝ


そのまま電車に乗り、Aを家に送った


だが送る道中、Aは一言も喋らなかった

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