【ペルソナ5】弱者は貫く ※番外・短編集※リクエスト募集

入れ替わる ページ27

暁目線(双葉パレス攻略前)

メメントス戦闘中…

竜司:そっち行ったぞ!
A:追い詰めるよ!
暁:任せろ!

攻撃を避けて隙を見せたシャドウに追撃しようとした

が、シャドウが避けてしまい、制御できずにそのまままっすぐに突っ込んでしまった

暁/A:あっ!

ゴンッ！

頭部に激痛が走り、気を失った




杏:!気づいた!?

目の前に心配そうに見るパンサーの顔があった

暁:…あぁ

声の高さに違和感を感じた

俺ってこんな声だっけ?

真:…あれ?
そんな口調してたっけ?
暁:へ?
何言ってるんだ…?
杏:え?
キラーでしょ?
暁:…すまない、何を言ってるのか分からない
俺がキラー?
杏:…もしかして、記憶飛んじゃった!?
モルガナ:おいキラー!
ワガハイの事は分かるか!?
暁:え、モナだろ?
祐介:だがこの口調…
まるでジョーカーみたいだが…
真:本人も全然理解してないみたい…
竜司:顔見せたら思い出せるんじゃね?

鏡を見せられ、写された顔を見て驚愕する


翡翠の目をした見覚えのある女性が写っていた

見間違いではない

自分が想いを寄せているキラーの姿だった

暁:は、えっ…?
嘘だろ…!?
真:違うって言いたそうな顔ね
暁:俺はジョーカーだ
なんでキラーになってるんだ?
竜司:おいこれって…
杏:まさか二人共…入れ替わっちゃってる!?
祐介:つまりキラーの体に入ってるのはジョーカーの精神で、あそこで眠っているジョーカーの体には、キラーの精神が入ってしまっているということか

フォックスが指差す先には、眠っている俺の体があった

竜司:原因はなんだよ!?
シャドウの攻撃か!?
真:いいえ、もしかしたら…頭をぶつけたからじゃ…
祐介:あの時二人は頭をぶつけた
それで入れ替わったかもしれん
真:でもそんな某有名映画みたいな事があるの?
モルガナ:認知世界なら、あり得るかもな

認知世界なら、か
探る度に謎が深まるっていうのに…

暁:…とりあえず、メメントスを出れば治るだろう
モルガナ:そうか…?
竜司:でもよ、物理じゃん?治んのか?
暁:メメントスから出たら大体のものは治った
大丈夫…多分
竜司:おい
暁:とりあえずキラーが起きるまで、待機しよう
ちゃんと話さないと困惑するからな

その案に皆は頷き、待機場で休む

暁:キラーの体…

ガラスに写った姿を眺める

こんな間近で見られるなんて…


間近で見ても大きい…

モルガナ:おい、変なこと考えるなよジョーカー
暁:わ、分かってる

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