*続き→ 彼の服を着た ページ7
「お兄ちゃん!、どう?」
中島敦★★✩✩✩
「…う、うん、似合ってる」
ぎこちない反応を疑問に思う貴女。
「凄く、似合ってるよ…」
ゆっくりと近づいてくる彼に、純粋に笑顔を向ける。
彼の想いを知る日は近い。
太宰治★✩✩✩✩
「何可愛い事をしているんだい?」
熱くなった頬を隠す様に、手で覆う。
「こっちの気も知らないで、」
珍しく赤くなった自分の兄に違和感を覚えながらも、目の前で楽しそうにする貴女。
国木田独歩★✩✩✩✩
「辞めんか」
たったの四文字で片付けられ、ぶーっと頬を膨らます貴女。
「さっさと寝ろよ、明日こそは起こさんからな」
そう云って布団に潜ってそっぽを向く。
真意は不明。
福沢諭吉★✩✩✩✩
「嗚呼、似合っているぞ」
低く落ち着いた声で褒めると、頭を優しく撫でる。
嬉しそうにする貴女に、自分との想いの相違に少し虚しくなりながらも、今の幸せを噛み締める。
「好きなだけ、」
芥川龍之介★★★✩✩
「今すぐ脱げ」
真顔でそう云われて渋々脱ぐ貴女。
「こんな所で着るな、家で着ろ」
ちゃっかり予約するし、こんな愛らしい姿誰にも見せたくない。
中原中也★✩✩✩✩
「はああああぁぁぁぁ〜〜」
とても長い溜息をつかれる。
「嗚呼、似合ってる、似合ってます!!」
人の気も知らねぇで、と思いながらしっかりと目には焼き付ける。
森鴎外★★✩✩✩
「他にも着てみるかい?」
それから次々に試着をし始めて、『ぶかぶかだね』なんて笑う貴女に、動揺を必死に隠す。
「…我が妹ながら、その笑顔には相変わらず惹かれるね」
坂口安吾★★★✩✩
「そうですね」
淡白な返しに、 兄に詰寄る貴女。
「ぁ”ぁあ、もう!!似合ッッてる!!」
ぐるっと身体を翻すと、すっぽり貴女が収まる。
「…執拗いと、こうなりますよ?」
*彼の前でスカートが風で捲れた→←*彼が兄でヤンデレシスコンなのに気付かず彼の部屋で寝た
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もちのあじ(プロフ) - 零さん» だいたいそんな感じの意味です!これって、方言なんでしょうか…?笑 (2022年9月2日 13時) (レス) id: f3a193ffbe (このIDを非表示/違反報告)
零 - あんぽんたんって、バカって意味ですか? (2022年9月2日 9時) (レス) @page23 id: 7039285392 (このIDを非表示/違反報告)
もちのあじ(プロフ) - りさん» 受け付けました!お時間いただきます! (2021年8月28日 9時) (レス) id: f3a193ffbe (このIDを非表示/違反報告)
り(プロフ) - もちのあじさん» 承知致しました。何時も明るい夢主の目に光が入っていなくふらふらとした歩き方をしている所を文豪が目撃したらというお話もお願いします、リクエストを何度もお願いしてしまい申し訳ございません。 (2021年8月28日 0時) (レス) id: cf64f53297 (このIDを非表示/違反報告)
もちのあじ(プロフ) - 楸 弓さん» 受け付けました!リクエストが溜まっているので、少々お時間を頂きます! (2021年8月22日 20時) (レス) id: f3a193ffbe (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:もちのあじ | 作成日時:2020年6月21日 22時