検索窓
今日:71 hit、昨日:67 hit、合計:303,078 hit

ページ31

「アンタなんかにこんな硝子の靴が履けるわけ…」
「……っ…」


芥川龍之介
「貴様はこの様な場所に居てはならぬ」
そうやって、早々に貴女を馬に乗せると、姉達の絶望の顔を他所目に走り出す。
「…ふっ…驚いたか」
驚きのあまり空いた口が塞がらない貴女へ、そう無表情に問いかける。
探そうと声を掛けてくれた使用人を、珍しく褒める。


中原中也
「こんな所に居たかよ、」
そう云うと、跪いて貴女の左手を取り優しい接吻を落とす。
「俺が直々に丹精込めて磨いておいたからよ」
「姫になってくれ」
彼の綺麗な瞳が貴女を捕える。
戸惑いながらも、ゆっくりと頷く貴女に口角が上がる彼。


森鴎外
「久しぶりだね」
まるで姉達の存在が無いかの様に、貴女だけに向けて喋る。
「私が遣いに無茶を云って、君を探して貰ったんだよ」
落ち着いた声が空間に響く。
「……私と、踊ってくれるかい」
夢見た王子様との踊りが、これからは毎日。


坂口安吾
「やっと見つけましたよ」
「突然逃げ出して、如何いう了見ですか」
溜息混じりの彼の声に、失礼な事をしてしまったと青ざめていく貴女。
「貴女の為に公務を取り止めてまで、探していました」
ふっと彼の目の色が変わる。
本気で貴女を迎えに来た、真剣な瞳。


フョードル・ドストエフスキー
「これは!おめでとうございます」
態とらしく驚くと、貴女の指先に触れる。
「これからは、意地の悪いお姉様方に揖斐られる事も有りません」
微笑を浮かべたまま、姉達の方へ振り返る。
「今後何かしでかそうとしたら…お分かりですか?」

*激重感情をぶつけている貴女を彼が上手く扱っている風に見えるが、実は昔にストーカー紛いのことをしており本当は彼の方が激重感情を持っていた→←*ガラスの靴が貴女の足にぴったりはまった



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (222 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
476人がお気に入り
設定タグ:文スト , してみた , 反応   
作品ジャンル:アニメ
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

もちのあじ(プロフ) - 零さん» だいたいそんな感じの意味です!これって、方言なんでしょうか…?笑 (2022年9月2日 13時) (レス) id: f3a193ffbe (このIDを非表示/違反報告)
- あんぽんたんって、バカって意味ですか? (2022年9月2日 9時) (レス) @page23 id: 7039285392 (このIDを非表示/違反報告)
もちのあじ(プロフ) - りさん» 受け付けました!お時間いただきます! (2021年8月28日 9時) (レス) id: f3a193ffbe (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - もちのあじさん» 承知致しました。何時も明るい夢主の目に光が入っていなくふらふらとした歩き方をしている所を文豪が目撃したらというお話もお願いします、リクエストを何度もお願いしてしまい申し訳ございません。 (2021年8月28日 0時) (レス) id: cf64f53297 (このIDを非表示/違反報告)
もちのあじ(プロフ) - 楸 弓さん» 受け付けました!リクエストが溜まっているので、少々お時間を頂きます! (2021年8月22日 20時) (レス) id: f3a193ffbe (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:もちのあじ | 作成日時:2020年6月21日 22時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。