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*ガラスの靴が貴女の足にぴったりはまった ページ30

※前回と繋がっています!

「アンタなんかにこんな硝子の靴が履けるわけ…」
「………っ…」


中島敦
「…やっぱりそうだ!!」
ぴったりと収まった貴女の足に、目をキラキラと輝かせる。
「貴女を探していました、ずっと」
嬉しくて胸が高鳴りっぱなしの彼の表情に、貴女も何だか恥ずかしくなってくる。
「僕と…お城に来て貰えませんか」


太宰治
「見つけたよ、私のお姫様」
姿を見た瞬間、貴女だと確信した彼はずっとこれが云いたかった。
貴女の右手を取ると、優しく添えて、
「もっと、君と踊っていたい」
多分、心の底から笑ってる。


国木田独歩
「貴女がこの家でどの様な扱いを受けたかは、心中ご察しします」
ギロリと姉達を見ると、びくりと肩を揺らす。
「それも今日で最後だ」
手を差し伸べる彼。
震える手でその手を取ると、早々に家を出て馬に乗せる。


福沢諭吉
「嗚呼、矢張り」
一度小さく頷くと、その場に跪く。
王子とも在ろう御方が膝を床に付ける姿に、姉達と継母と貴女は驚きが隠せない。
「…もう一度、私と踊って頂きたい」
落ち着いた声がその空間に響く。


江戸川乱歩
「なんで鐘が鳴ると同時に、帰るなんて云いだしたのかと思ったけど…矢張りそういう事だったんだ」
開いているのか、閉じているのか分からない目で当たりを見渡すと、
「でも!今日で終わりだ!君は僕の妃として迎える」
チラリと見えた彼の瞳の色に、心臓が跳ね上がる貴女。

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作品ジャンル:アニメ
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もちのあじ(プロフ) - 零さん» だいたいそんな感じの意味です!これって、方言なんでしょうか…?笑 (2022年9月2日 13時) (レス) id: f3a193ffbe (このIDを非表示/違反報告)
- あんぽんたんって、バカって意味ですか? (2022年9月2日 9時) (レス) @page23 id: 7039285392 (このIDを非表示/違反報告)
もちのあじ(プロフ) - りさん» 受け付けました!お時間いただきます! (2021年8月28日 9時) (レス) id: f3a193ffbe (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - もちのあじさん» 承知致しました。何時も明るい夢主の目に光が入っていなくふらふらとした歩き方をしている所を文豪が目撃したらというお話もお願いします、リクエストを何度もお願いしてしまい申し訳ございません。 (2021年8月28日 0時) (レス) id: cf64f53297 (このIDを非表示/違反報告)
もちのあじ(プロフ) - 楸 弓さん» 受け付けました!リクエストが溜まっているので、少々お時間を頂きます! (2021年8月22日 20時) (レス) id: f3a193ffbe (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:もちのあじ | 作成日時:2020年6月21日 22時

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