【文スト】文豪さん、反応記録帳。五冊目

＊彼にくすぐられた ページ23

「ちょ、ちょっと…ふ、あは、ははは！」

中島敦
「この間のお返しです！！」
そういって仮にも上司の身体をくすぐる。
2人でワイワイ言いながら、戯れているのを見つめる社員たち。
「……し、失礼しましたー…」
自分がとんでもない事をしていたと、気がついて恥ずかしくなる。

太宰治
「くすぐりの天才とも言われた私の技を味わい給え！」
おりゃ〜！と楽しそうにする2人。
はぁ、はぁと息を整える貴女に、良からぬことを一瞬思い浮かべるものの、その場では平然とする。
その場では。

国木田独歩
「貴様は何度サボるんだ！！！！！」
報告書を書くのが面倒で、太宰と一緒にゴロゴロしていたところ、くずぐり攻撃が始まる。
や〜ん、国木田のえっち〜
と、茶化すと太宰にも矛先がむく。

福沢諭吉
「…」
将棋に負けた方が一つ言う事を聞く。という決まりに、特に思い浮かばず、くすぐる。
息も絶え絶えにひーひーさせる貴女に、自分の庇護欲が顔をだす。

江戸川乱歩
「面白い位効くんだねぇ〜君！」
必死に彼の手から逃げようとする貴女に、一瞬良からぬ事が過ぎるけど、全く顔に出さない。
そして寝る前にぽつり。
「…何、あの顔」

芥川龍之介
「樋口がやれと(大嘘)」
細いはずなのに、抜け出せなくて悪戦苦闘。
暴れ回る貴女に自然と口角が上がる。
その事に気づいた彼が、ばっと手を離し口元に手をやる。
不思議に思って振り返った貴女の、首が悲鳴を上げた。

中原中也
「だ〜れが、んな口聞いてんだ？？」
軽い口喧嘩になって、『中也のあんぽんたん』と漏らすと、手をガシッと掴まれて上へ縫い付けられる。
もうくずぐったくて仕方ないし、恥ずかしい体制だし、貴女は顔が真っ赤。
それを見て心底楽しんでる。

森鴎外
「Aは、こちょこちょが効くの？」
そんなエリス嬢の一言で、くずくり大会が始まる。
前にはエリス。後ろには首領。
肩を震わせる貴女を見て、色んな思いがドロドロと溢れてくる。
彼はどんな表情をしているのか貴女は知らない。

坂口安吾
「仕事中にうたた寝なんて、いい度胸ですね」
青筋を浮かべながら、貴方の隣に立つとくすぐり始める。
飛び起きた貴女に追加の資料を置くと、自分の席に戻る。
(細かったな…)

フョードル・ドストエフスキー
「ここですか？…ふふ、そんなに身を捩らせても逃がしませんよ」
なんか、くすぐるのとんでもなく上手。
笑いすぎて掠れ始めた貴女の声に、新たな性癖が目覚めそうになる彼。



…あんぽんたんって全国共通？

彼の前でえげつない拷問をした→←→

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