【文スト】文豪さん、反応記録帳。五冊目

＊彼が嫉妬した ページ3

「(これ…若しかして、)」

中島敦
「だ、太宰さんみたいに、大人の男性には程遠いですけど…！」
勇気を出して貴女を抱き締めた彼。
「僕だけを見てて欲しい何て、我儘ですか」
独占欲は弱めに見えて意外とある。

太宰治
「嫉妬だなんて、見苦しいだけだね」
自虐的に笑うと、顔がグイッと近づく。
「こんな私は厭かい？」
ふんわり香る彼の香りに心臓が高鳴る。
この時点で彼の思惑通り。

国木田独歩
「……」
何だか最近口数が少ないような。
不安になって問いただす貴女。
「…学生でもあるまいし、」
そう云って、不器用に抱き締める。

福沢諭吉
「A、今日は御門饅頭だ」
嫉妬してもあまり表に出さなさそう。
「美味しいか、なら良い」
今、目の前で幸せそうに饅頭を頬張る貴女が見れているだけで良いかって、思う彼。

芥川龍之介
「悪いか」
突然壁に追いやられたかと思うと、突拍子も無い事を云いだす。
「お前が他の男と楽しそうに笑っている姿が、如何も好かん」
正直に伝えるし、何なら行動に出ちゃう。

中原中也
「Aさんよぉ〜」
珍しく甘えモードの彼。
「偶には俺から甘えてみるのもアリなんじゃねぇかってな」
貴女の肩に顎を乗せたまま居眠りを始める。

森鴎外
「今度、水族館に行くのは如何だい？」
勿論貸し切り。
あまり表に出さなさそうだし、その分貴女の笑顔がみたい派。
「楽しみかい？…ふふ、それは良かった」

坂口安吾
「(僕が嫉妬何か、するはず、無い、)」
自覚はゼロ。
というか、認めたくないだけ。
「Aさん、」
名前を呼んだだけなのに、全てを察知して彼を抱き締めれば、満足気に独り笑う彼。

＊彼が泣いてる時に『私は何があっても貴方の味方です。だから抱え込まないで下さい』と優しく抱きしめながら云った→←＊彼シャツ状態で彼にめちゃ絡んだ

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