緑谷生誕祭2018※遅刻ごめんなさい ページ16
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｢あ。明日デクくん誕生日じゃん。｣
｢え？あ、ホントだ！｣
蒸し暑い夏が来た。特に今年は異常気象も多く、ヒーロー達も救出に支援に、出ずっぱりだ。俺達学生も、暑さや怠さと闘いながら日々勉学に勤しんでいる。
今日はお茶子ちゃんが素麺食べたい、と呟いた為俺の家で素麺パーティーを開くのだ。2人でだが、彼女がパーティーだと言い張るのだからパーティーなのだろう。素麺を茹でている最中、ふとカレンダーを見て今日が7月14日なのだと気づいた。
｢わ〜、最近暑さと忙しさで頭やられて忘れてたぁ……｣
｢あはは、こうも暑いと頭働かないもんね。特に……ここ、愛知だし。｣
｢そだね……三重も暑かったけど愛知ほどやないわ……｣
明日は普通に学校だ。祝うなら学校帰りだが、夕飯はお母さんと食べたいかもしれない。ううん、と首を捻り、お茶子ちゃんへと声を掛けた。
｢今日お祝いしちゃう？今からプレゼント買いに行ってさ。デクくん呼んで素麺パーティー。デクくんが来れるならだけど……｣
｢それ良い！聞いてみようよ！｣
俺の提案に表情を明るくさせた彼女は、ぱん、と両手を合わせ大きく頷いた。そうと決まれば、とデクくんに電話を掛ける。お茶子ちゃんはいそいそと麺を冷蔵庫へ移しに行った。時刻は午後5時。なかなか良い時間だろう。電話に出たデクくんから了承を貰い、出かける支度を始める。
｢デクくん来れるってさ。はい、Tシャツと……ズボンね。着替えておいで。｣
制服のままでは暑いだろうと、薄手の白いTシャツとジーンズ地の七分丈パンツを手渡す。ズボンの余った部分は折るなり好きにして良いと伝えれば、お茶子ちゃんは元気よく頷き脱衣場へと掛けて行った。
｢A君！これ見てこれ、デクくんそっくりじゃない！？｣
｢ん？ぶは、確かに。｣
お茶子ちゃんと近くのデパートでデクくんへのプレゼントを選ぶ。この後2手に分かれてお茶子ちゃんが家に戻り、俺がデクくんを迎えに行くのだ。夕飯は俺がデクくんを連れていくまでの間、お茶子ちゃんが用意してくれる。
彼女の指差す方を見れば、もふもふした羊のぬいぐるみ。緑色で、ほっぺにそばかすが描かれている。どこかの二次創作で拝見した様な既視感のあるそれは、どことなく間抜けな顔をしていて思わず笑ってしまった。
結局その羊を購入し、家の鍵と一緒にお茶子ちゃんに持たせる。後はよろしくね、と言えば、任せて！と元気よく返された。相変わらず、彼女の笑顔は可愛い。
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ゆきねこ。(プロフ) - 音兄Love!@鈴音さん» 嬉しいです！！！エンデパパはほんとに優しい……すれ違いがなくなったらいいのにと思います (2019年1月18日 12時) (
レス) id: 819d312a56 (このIDを非表示/違反報告)
音兄Love!@鈴音(プロフ) - ハロウィンとても好きです…!!!設定が好き…エンデパッパ結局優しいんですよね…あとかっちゃん優しくてしんどい…… (2018年11月1日 21時) (レス) id: a8cf11cd3d (このIDを非表示/違反報告)
ゆきねこ。(プロフ) - シロさん» ありがとうございます(´ ; ω ; ｀) (2018年2月14日 23時) (レス) id: 819d312a56 (このIDを非表示/違反報告)
シロ(プロフ) - 好きです (2018年2月14日 23時) (レス) id: 55b0e9cf98 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆきねこ。 | 作者ホームページ：
作成日時：2018年2月14日 13時
