恋せよ乙女壱 JW青×緑♀ (ページ8)

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No.8 ページ8

「大丈夫かな…」

何とか作った朝ごはんを食卓に並べる

「大丈夫やって！
神ちゃんの料理は美味しいんやから
自信持ちや！」

なんて言って、横で楽しそうに笑いながら私の手伝いをしてくれるシゲ

「そうや、シゲ何で今日は旦那様が朝ゆっくり出来るって知ってたん？」

「ふふん、それは秘密や」

なんて言って、ますます楽しそうに笑うシゲ

まぁ、大方仲良くなった使用人から聞き出したんやろうけど

なんて考えていたら扉の開く音がして振り返る

「旦那様おはようございます」

旦那様の姿を見て、慌てて頭を下げ挨拶をする

相変わらず、返事が返ってくることは無いけれども

そして、そんな沈黙を破ったのは聞いた事のない男性の声

「あっ、智子ちゃんや～
おはようさん」

その声に驚いて顔を上げると、タレ目の優しそうな男性が立っている

「あっ、シゲもおはようさん」

「おはようございますってなんやねん、そのついで感」

なんて二人で仲良く挨拶を交わしている

「あっ、自己紹介がまだやったな
俺、小瀧望って言うねん
流星の部下って言ったら分かりやすいかな
あっ、のんちゃんて呼んでな
俺は智子ちゃんて呼ぶから」

「あっ、その…よろしくお願い致します」

その強引な目の前の人に圧倒されてしまう

「そないに固くならんとってや～
で、智子ちゃん今日はどないしてん？」

「あっ、その…朝ごはんを作ったんです
お口に合うか分かりませんけど…」

伺うように旦那様の方を見る