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No.21 ページ21
「旦那様お待たせしました」
旦那様の部屋の前、何度か深呼吸をして控えめに声をかける
すると扉が開き旦那様が現れる
その旦那様が私を見て、一瞬動きが止まり、優しい声色が聞こえてくる
「………着けてくれたんやなこれを」
「あっ、その…私なんかが着けるのは不相応かもしれませんが…」
こんなに素敵な髪飾りが似合っているとは思えなくて、言葉尻が小さくなってしまう
そんな私を気にするような素振りはなく、旦那様の手が私の髪の毛へと伸びてくる
ビクリ
思わず反射的に体が震える
すると伸びてきていた旦那様の手が止まる
「すまない…触れようとして
俺になんか触れられたくないやんな
先程の事は忘れてくれ
ほら、智子行くぞ…」
「あっ、違っ…」
慌てて否定しようとするが、早足に歩き出す旦那様
その後ろを慌てて着いて行く事しか出来なかった
先程までの楽しもうと思っていた気持ちはしぼんで無くなってしまった
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ぐでLove(プロフ) - 15辺りから同じ話が入ってます！ (2020年7月2日 0時) (
レス) id: cc32400ee4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ルナ
| 作成日時：2020年6月9日 15時
