スノさん家族の3つ子ちゃん【その2】

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辰哉side




翔太が康二の後を追って行ってから、俺は二階の蓮とラウールのいる部屋へ話をしに行った。




辰哉「入るぞ〜」





部屋には気まずそうな顔をした2人がいた。





辰哉「単刀直入に聞くけど、ケンカの理由は何？」


蓮/ラウ『『…』』


辰哉「黙ってたら分かんねぇだろ…康二がなんかしたの？」


蓮「…別に…」


辰哉「あのな、俺別に2人のこと怒りに来たわけじゃねぇんだわ。話聞きたいだけなの、ね？」


ラウ「…康二くんが最近、室くんばっかりだから…だからっ………嫌だったの！康二くんが取られたみたいで！それでっ、、」


蓮「…俺も、ラウールと一緒、、で、康二に当たっちゃった…」


辰哉「そっか…2人とも寂しかったんだな」


ラウ「辰にぃどうしよ、僕、康二くんに酷いこと言っちゃった…康二くん今どこにいる？」


辰哉「家出てっちゃって、翔太が追いかけてった」


ラウ「っ！僕が出て行ってって言ったから…、戻ってこなかったらどうしよう…」


蓮「俺、、康二探しに行ってくる」





ピコンッ


翔太康二見つけた。話聞いてから帰る。





辰哉「翔太が康二見つけたってさ。2人が帰ってくるの待ってよ？」


蓮/ラウ『『…うん。』』


辰哉「大丈夫、今俺に言ったことちゃんと話せば仲直りできるよ」





俯いて落ち込んでいる2人の頭をくしゃくしゃっと撫でて、3人でリビングに降りて康二と翔太の帰りを待った。





小一時間経って、玄関が開く音がする。




(ガチャッ)




翔太「ただいま〜」


康二「…」


翔太「ほらっ！大丈夫だからっ行くぞ！」






玄関から2人の会話が少し聞こえると、

翔太と手を繋いで、重い足取りで康二がリビングに入ってきた。

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