スノさん家族の3つ子ちゃん【その2】

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翔太side



今日は仕事が休みで、リビングで過ごしていると3つ子が帰ってきた。


最近は一緒に帰ってきてるのに珍しく3人一緒じゃなくて…


しかも蓮とラウールは不機嫌で帰ってきて、あとから帰った康二は落ち込んでた。


不穏な雰囲気の3人が心配で階段から2階を見上げて見守っていたら蓮とラウールの大きな声が聞こえてきて、様子を見に行こうとしたら康二がすごい勢いで階段を降りてきた。




翔太「康二っ、どうした？」


康二「ッ！！」




呼びかけると康二は何も答えずにそのまま走って家を出た。




翔太「こーじっ！！俺康二追いかけるわ！兄貴は上の2人と話してて！」


辰哉「分かった、頼む！」





急いで康二の後を追う。



康二は家から2番目に近い小さい公園のベンチに座っていた。



小さくなって肩が震えてる。




翔太「…康二」

康二「(ビクッ)」




声をかけるとビクッとなって、こっちを向いた康二の顔は涙でぐしゃぐしゃだった。




翔太「……何があった？」


康二「…、しょっにい…っ、ひっく、おれ、、2人にきらわれてしもーたぁ…」




そう言うとまた涙が溢れて泣き出す康二。


隣に腰掛けてそっと抱きしめると


康二は俺の腕の中で声を出して泣いた。




ーーーどれくらい泣いただろ…。

涙が出なくなるまで泣いて、落ち着いたところで康二はゆっくりと話し出した。




康二「…おれな、いっつも蓮とラウにベッタリやん？中2になってクラス離れても、あんな事があったから蓮とラウは気ぃつかって俺のとこしょっちゅう来てくれてるんよ………」


翔太「うん」


康二「2人と一緒におれて俺は嬉しいんよ？…でもな、2人の負担になってるんやないかなって思って不安でっ…、大好きやから俺は2人の負担になりたくない………2人には2人のやりたいことやって欲しい！やから、甘えるんやめよう思って、学校で龍太くんと一緒におるようになった。それ、なのに…なんでこんなっ…2人を怒らせてっ、顔見たくないって言われたっ、、嫌われた…ぐすっ、、しょーにぃ、おれっ何があかんかったのぉっ？」


翔太「康二…俺は2人の話聞いてないから2人が何に怒ってんのか分かんねぇけど、これだけは言える。蓮とラウールは康二のこと誰よりも好きだよ。だから康二のこと絶対に嫌いになったりしてない…」


康二「でもっ…」


翔太「俺のこと信じろ！今度は俺も一緒にいてやるからもう1回ちゃんと話しな？何かあったら俺が守ってやる！」


康二「…わかった」

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