スノさん家族の3つ子ちゃん【その6】

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辰哉side



ここ1週間、大好きな翔太と会えなくてしょぼくれていた3つ子たち。


土日は仕事が休みだから、寝て起きたら翔太に会えるよって言ったら、3つ子ちゃんは金曜日の夜いつもより早く寝た。

というのもあってか、朝起きるのも早かった。



3つ子『『にぃにおはよぉ〜』』

辰哉「おはよう。もう起きちゃったのか？」

康二「うん♪だってな、しょうにぃに会えるんやもん♡」



朝から3人揃ってルンルンのニッコニコ。一言で言うと超ご機嫌。



亮平「ずっと会いたくて仕方なかったもんね」


蓮「だってれん達しょうにぃ大好きだもん」
3つ子『『ね〜♡♡♡』』


大介「可愛い…」

ラウ「しょうにぃどこいるの？」

涼太「にぃにと翔太の部屋にいるよ。でもまだー…」

3つ子『『しょうにぃのとこ行ってくる〜♪♪♪』』



涼太が全部言い終わる前に3人でリビングを飛び出して、すぐに階段を上る音がしてくる。


それから5分後、3つ子の大きな泣き声が聞こえて2階に駆けつけると、翔太のベッドの周りで立ったまま泣いている3つ子がいた。

どうしたと聞けば、3つ子は泣きながら俺と亮平に抱きついてくる。



辰哉「何？！翔太お前何したの？」

翔太「、うるさいな！こっちは疲れてんだよ！！休みの日くらいゆっくり寝させてくれよ！！」

辰哉「ちょっ、翔太…」



全員まとめて部屋から追い出されて、更に泣き出す3つ子たち。

とりあえず俺は康二と蓮、亮平はラウを抱き上げてリビングへ下りた。



涼太「何、どうしたの」

大介「えぇ〜なんで天使たち泣いてるでやんすか？」

辰哉「よく分かんないんだけど、翔太に部屋から追い出されちゃったんだよね〜」

大介「えぇっ！あの3つ子大好き翔太が！？」

康二「だいちゃあぁぁぁぁぁあ」

大介「あぁ〜。康二悲しかったねぇ大ちゃんのとこおいで〜」



大介に康二を渡して、俺は腕の中で泣きじゃくる蓮の背中をさする。



亮平「ラウー、翔にぃの部屋で何したの？」

ラウ「らうたち悪くないもん。にぃにと遊びたかっただけだもん〜…うぇぇぇぇぇぇん」

亮平「あぁ〜そっかそっか、泣かない泣かない」

蓮「しょうにぃれん達キライなの？」

康二「しょうにぃ怒られた、ふぇぇぇぇん」

辰哉「んなわけないでしょ。大好きよ君たちのこと。涼太なんか知らね？」


涼太「翔太、新しいプロジェクトリーダー任されたらしくて仕事忙しいみたい。ここ1週間ほとんど4時間睡眠だったから疲れてたんじゃないかな」

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