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翔太side
??「ーー…に、ーきて、ーぃに」
翔太「、んん?」
ぺちぺちと顔を何かで叩かれている感覚と、聞き覚えのある可愛い声が聞こえてきて、徐々に意識が浮上する。
重たいまぶたを気合いでうっすら開けば、ぼやけた視界に小さい手が3人分映る。
康二「あ!にぃにのお目目ひらいた♡」
蓮「にぃに起きてぇ〜♡」
ラウ「にぃに〜〜朝よぉ♡」
翔太「ぅう”う”…、痛い痛い」
さっきからぺちぺち俺のおでこと両頬を叩いてたのは3つ子だったみたいだ。
仕事が忙しすぎて全く会えず、会いたい癒されたいと思っていた大好きな3つ子…
なんだけど、この1週間働き詰めで体が言うことを聞かない。
重たい体は全く動かず、目もこれ以上開かない。
そして、、未だかつて無い程の睡魔。
気を抜くといつの間にかまぶたは閉じて、それを見た3つ子に起きろとまた叩かれる。
康二「にぃに、にぃに寝ちゃダメ〜」
蓮「起きてーー!!お、き、てぇー!!」
ラウ「にぃに遊ぼっ!らう達と遊ぼー」
翔太「ごめん…後で一緒に遊ぶから、もうちょっと寝かせて……」
蓮「イヤだ!!いまがいい!」
ラウ「今遊んでぇ〜!!」
康二「にぃにってば!」
翔太「うるさいな!にぃには疲れてんの!!!」
3つ子『『っ!(ビクッ)』』
翔太「あっ…」
康二「…ふっ、ぅ、、うぇええええええん」
蓮「うあぁぁぁぁぁぁああああ」
ラウ「うわぁぁぁぁぁぁん」
辰哉「なになにっ、どうした!!?」
亮平「なんで泣いてんの」
康二「たちゅにぃぃぃぃ」
蓮「にぃにが、にぃにがぁぁ」
ラウ「うぁぁぁぁぁぁ」
辰哉「何?!翔太お前何したの?」
翔太「、うるさいな!こっちは疲れてんだよ!!休みの日くらいゆっくり寝させてくれよ!!」
辰哉「ちょっ、翔太…」
【バタンっ!】
泣いてる3つ子と一緒に兄貴と亮平もまとめて部屋から追い出した。
俺が悪いのは分かっているけど、少しは俺の気持ちも分かって欲しい。
3つ子に対して罪悪感はあるのに追いかけて謝る元気はなくて。
今は何も考えたくない。
廊下で泣きじゃくる3つ子の泣き声を遮るように、俺は布団を頭まで被って無理やり目をつぶった。
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みぃ(プロフ) - 素敵なお話しありがとーございます。読めてとてもしあわせ(*´∀`*)です。 (6月30日 23時) (レス) @page22 id: 9fdcdf31de (このIDを非表示/違反報告)
美音(プロフ) - ゆきみ島さん!おかえりなさいませー!また、3つ子ちゃん達に出会えて嬉しいです! (6月24日 17時) (レス) @page20 id: 11db8967e0 (このIDを非表示/違反報告)
ゆきみ島(プロフ) - 氷那さん» お返事遅くなりすみません!素敵なコメントありがとうございます!凄く嬉しいですし創作の励みになります!!亀ペースとはなりますが今年は出来る限り更新しようと思いますのでお時間ある時にまた読んで頂けると嬉しいです^^ (6月3日 19時) (レス) id: cd7c4ebae3 (このIDを非表示/違反報告)
ゆきみ島(プロフ) - Y11さん» お返事遅くなりすみません!こちらも読んで頂いていたのですね!嬉しいです!!ありがとうございます!向こうのリクエストの件はもう少しお時間頂けたらと思います…本当お待たせしてすみません(т-т) (6月3日 19時) (レス) id: cd7c4ebae3 (このIDを非表示/違反報告)
ゆきみ島(プロフ) - Kouさん» お返事遅くなりすみません!あっ、本当だ。全く意識してなかったんですが、確かにちいかわ笑よく気づかれましたね!すごい!!細かく読んで頂いてありがとうございます! (6月3日 19時) (レス) @page24 id: cd7c4ebae3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ゆきみ島 | 作成日時:2021年4月6日 19時