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辰哉side
2年に上がってから、康二の様子がおかしい気がしていた。
初めは気のせいかと思っていたが、だんだん元気がなくなり、夜眠れていないのか顔色も悪くなり、
そのうち大好きな蓮とラウとも距離を置くようになった。
蓮とラウールに喧嘩でもしたかと聞くと、そんな訳ないと逆に怒られた。
中学に入って3つ子はそれぞれ別行動をするようになっていたけど、性格が違えば普通なこと。そう思って見守っていた。
でも、この日康二から話を聞いて、心底お気楽な思考回路だった過去の自分に腹が立った。
なんでもっと早く気づいてやらなかったんだろう。
おかしいと思った時点で寄り添ってやれなかったんだろう。
康二の話を聞きながら、康二と一緒に声を出して泣いた。
康二を全力で守る。
俺の大事な弟だ、絶対にもう泣かせない。
＿その日の夜深澤家の家族会議＿
俺は康二以外の兄弟たちに、康二から聞いた話を話した。
照「なんだそれ！ふざけんな！！」
大介「照落ち着いて。」
照「落ち着いてらんねーだろ！」
辰哉「照。2階で康二寝てるから。」
照「…ごめん。」
亮平「蓮とラウはこのこと知ってた？」
蓮「1年の時はクラスも一緒だったけど、2年はクラス別で部活も忙しくなって、、知らなかった。」
ラウ「僕も、ダンスが楽しくて放課後はすぐ踊りに行ってたし、康二くんのことあんまり見てなかった。」
涼太「そっか…」
蓮「でも、最近康二が俺たちと距離取ってたのは気づいてた！でもそれは康二も好きな事見つけたりしたからだって勝手に思ってた…。」
辰哉「とにかく、これからどうするかだね。康二は学校に言って犯人探しとかそういうのはして欲しくないって言ってる。男友達とかに女子にいじめられてたって知られたくないって。」
翔太「そっか……。」
ラウ「ねぇ、これ、僕たちに任せてくれない？これって元はと言えば僕と蓮だよね？？」
蓮「大事な片割れ他人に傷つけられるとか、タダじゃ置かねぇ。康二は俺たちが守る。」
辰哉「………分かった。あくまで穏便にね？康二のこと泣かせないようにして。」
蓮·ラ『『分かってる。』』
辰哉「じゃあ、頼んだよ。2人とも。」
他の兄弟はちょっと不安がってたけど、
俺は蓮とラウールに任せることにした。
だって、2人とも今まで見たことない顔してるんだもん。
子供じゃない。覚悟を決めた大人の顔。
2人は康二のこと大好きだもんね。
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ゆきみ島(プロフ) - みささん» コメントありがとうございます。作者の中ではCrazy F-R-E-S-H Beatの設定でした。 (2021年1月17日 22時) (
レス) id: cd7c4ebae3 (このIDを非表示/違反報告)
みさ(プロフ) - 何の歌を踊る設定なんですか？ (2021年1月17日 21時) (レス) id: da832fb3c8 (このIDを非表示/違反報告)
ゆきみ島(プロフ) - (名前)さん» はじめまして！楽しみにしていただいてありがとうございます！とっても嬉しいです(^^)これからも頑張ります！コメントありがとうございました！ (2020年8月18日 22時) (レス) id: ad78c59df7 (このIDを非表示/違反報告)
ゆきみ島(プロフ) - あんずさん» コメントありがとうございます！とっても励みになります(^^)あんずさんにとって少しでも癒しとなれれば嬉しいです。これからも頑張ります！ (2020年8月18日 22時) (レス) id: ad78c59df7 (このIDを非表示/違反報告)
(名前)(プロフ) - はじめまして！いつも更新を楽しみに待ってます！3つ子ちゃんが可愛くって読んでいてとても癒されます！これからも更新がんばってください！楽しみに待ってます！ (2020年8月18日 14時) (レス) id: 10710d644d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆきみ島
| 作成日時：2020年8月6日 13時
