【d!】〔悲報〕この乙女ゲーム、ヒロイン居ないんだが?

６話 ページ7

『はぁぁぁ………』

何でこうなったんだろう。


……10分前まで変なイケメン二人組と会話してたのに、何か急にあいつが来て、




「あ、こんなとこにいたんすね。うわ、クソ先輩も一緒なんすか


……まぁでもこの人、貰って行きますね。」


と言って、何が何だか分かんないまま空き教室に連れ込まれた。



「チッ……ったくあのクソ先輩、いつの間に……抜け駆けは許さんで……」


『あ、あの〜』


「すんませんね。こんなとこに連れ込んでしまって。ここでしか二人きりになれないと思って。

……ワイはショッピっす。ほら、今日の朝電チャ貸して貰ったじゃ無いですか


……忘れました?」


そう言ってニヤッと笑ってくる。



くそ!イケメンだな!


覚えてるよ!


『お、覚えてます………お、オレはAです。よろしく……』


ショッピ「へぇ、Aさんって言うんですね。



……ワイもしかしたら、Aさんに一目惚れしたかもしれません」





……え?


何て言ったこいつ?

一目惚れ……???


ん???






-ショッピside-

ワイが好きって言ったら、めっちゃ動揺してるなぁ。

動揺が隠しきれてない。そんなとこも可愛い。


どうしよ、最初はおもろい奴って思ってたけど…




……あー、どうしよ。





これから覚悟しといて下さいね♡Aさん♡








-Aside-


こっわ……今、悪寒がしたぞ。




てかちょっと待て。あのイケメン近づいて来てないか?




現状、あいつが一歩来たら、オレが一歩逃げるを繰り返してる。

うんかなりヤバいね





……ヤバい。もう壁なんだが?





……ﾄﾞﾝｯ


嫌だぁぁぁ!!!

生まれてはじめての壁ドンが男だなんて……




ショ「かぁわいいっすね……


……もう、良いすか?」



だ、ダメ!止めろこの馬鹿!




もうダメだ終わった。サヨナラオレのファーストキス。


って思ってた……すると、


ﾄﾞｶﾞｧﾝ!!


ものスッゴい音がした。


「ま、間に合った〜…ほらA!こっち来て!」




ショ「…誰っすか?ワイの邪魔、しないで下さい」


見たこともないくらい怖い顔でショッピさんがそう言うが


「誰でも良いでしょ!あ、こら!ぶるーく!助けなきゃって!」


全然効いてないみたい






よし、あっちが何かギャアギャアやってるうちに…


『サヨナラっ!』


猛ダッシュ!!






ショッピside-

あーあ、逃げられちゃったか……







…いっそのこと先に、、、、、、、、、、、


ショッピ♡??

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