47話(45話続き) ページ48
-Broooockside-
「わかりました。」
女の人は静かにそう言うと、僕に向かってお辞儀しながらこう言った。
「ご協力、有り難う御座いました。」
急な敬語に、僕もシャークんも驚きが隠せない。
と、さっきまでぐずぐずしてたシャークんが、僕の服の袖を引っ張りながらこう言った。
シャ「おい、Broooock。なんかここにいると、嫌な気分になるから、もうスマイルは大丈夫だろうし。……帰ろうぜ。」
でも僕は、もう話す気力も残ってない。
だから、視線で訴えた。
スマイル置いてくの?と。
シャ「そんな目で見るなよ……なんか、なんか嫌な感じなんだよ……Broooockも、もう限界だろ……」
うーむ。伝わらなかったらしい。
シャークんは僕がシャークんを責めていると思ったみたいだ。
違うのになぁ……
なんて、二人でそわそわしていたら、
「では、本物の紫色は、こっちですね」
急に女の人がそんなことを言うから、慌てて見ると、女の人が指している指の先は、間違いなく、
スマイルを向いていた。
僕が女の人の意図を読み取って、頷こうとしたが、シャークんの方が行動が早かった。
シャ「な、なんでだよ!違うぞ!」
と言って、僕が見てもわかるくらい慌て始めた。
あ、ダメなのに。
女の人は、僕たちを試したんだよ。
そりゃ、誰だって仲間を売るような行為はしないだろう。
だから、最後の確認として。
慌てたりしたら、僕らのグループの紫はそっちですって言ってるようなもんでしょ?
だから、頷こうとしたのに。
まぁ、頷いたとして、変わることもないだろうけど。
シャークんも、僕の顔を見てそのことにようやく気づいたらしい。
シャ「お、おい!試したな………お前、俺らのこと、最初から信じてなかっただろ……っ」
「だって〜、怒られるの、嫌だもん。」
と、今度は幼い子供のような感じで話し始めた。
「じゃあ、スマイルくんにサヨナラしときなよ〜私が魔法を使ったら、きっと話せなくなるから。ふふっ」
と言って、彼女はぴょーんと飛んで、僕らの手の届かない、農園の屋根に着地した。
僕らより幼い女の子が屋根の上までとんだってことより、スマイルの方が重要だから、
驚きを隠せていないシャークんをその場に置いて、スマイルのほうに走る。
間に合えと願いながら。
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ゆきみん(プロフ) - うわー!すぐ直しておきます!長い間お返事できずすみません……!ありがとうございます💦 (9月21日 17時) (
レス) id: cfe897536d (このIDを非表示/違反報告)
枯れた紫陽花 - あの〜、rbrさんは自分のことワイって言わへんで。rbrさんは俺って言うで。ワイって言うのはshp君。マジコメやけど。 (2022年8月27日 15時) (レス) id: 5aa1bb0c09 (このIDを非表示/違反報告)
あおうみ - まじで面白いですね!50mうち１１秒台だお☆９秒台でも憧れます♢ (2022年7月23日 22時) (レス) @page3 id: 622d287965 (このIDを非表示/違反報告)
アップルパイ - すみません、私は腐女子なので、あーる18も見てみたいｯ......という欲があったりしますね.....！私は今のままでもめちゃくちゃ面白いと思っているので、無理に考え過ぎず、更新、頑張ってください！長文失礼しました！ (2021年10月1日 21時) (レス) @page17 id: 429bc61a18 (このIDを非表示/違反報告)
アップルパイ - 楽しみに待ってますｯｯ！！！ (2021年9月25日 18時) (レス) @page15 id: 429bc61a18 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆきみん x他1人 | 作成日時：2021年9月7日 18時
