32話 ページ34
別にあいつらを助けようと思って動いた…訳ではない。
ただ、呼ばれた気がして走って行った。
……それだけなのに。
ー時を遡ることだいたい30分前ー
きり「はい。これより、ワイテ計画について今一度話し合おうと思いまーす。」
またか。
こんなことしても何にも変わることはないと、こいつらは気づかないのか?
……でも風紀委員にとっても、ワイテルズにとっても手痛い損失を食らった今、話し合わなくては不安な気持ちは良くわかるが。
シャ「ここから出るには、光の輪っかの中に入れば良いらしい!」
きん「でも問題は、複数人入れるか……だよね」
シャ「あ"あ"ぁぁ!わっかんねぇ!!」
スマ「……そんなさぁ、憶測で話してる内容なんて所詮憶測なんだから、話してるだけ無駄だと思うんだけど。」
きり「なんかこういうときだけ滑舌良いの、腹立つんだけど。」
きん「あはは……」
たった一人の司会と、場を和ます(寝てるだけ)のやつがいなくなるだけで、こんなにも変わるものなんだな。
きん「……ねぇ、ブルークはどこに行っちゃったんだろ。」
「…………」
この質問には誰も答えない。
憶測で話したって無駄だとわかっているから。
きん「なかむは、いつ起きるの……?」
「…………」
わからない。
わからないんだ。人生なんて。
……まあゲームの中に入ってしまった以上、これが俺の人生だっていう保証はないけど。
場が静寂に包まれた。
…その時だ。何かが光ったような感じ、何かが見えたような感じ…そんな感じが俺を包んだ。
それはまるで、俺を呼んでいるかのように。
俺は引き寄せられるようにただ走った。
まあご存知の通り運動はあまり得意ではないから、少し走っただけでもすぐ息が切れる。
……もう、無理だ。走れない。
しかし俺のそんな思いを知ってか知らずか、光はどんどん俺の方へ寄ってくる。
だから仕方なく、俺は痛む足に鞭打って走った。
スマ「はぁ、はぁ、はぁ…ど、どうして、ここに……?」
しかしついた場所…光が俺を呼んでいるかのような場所は、
俺の期待した場所ではなかった。
脱出の手掛かりになるような場所を期待してたのに。
ついたところはちっぽけな、もう何年も使われていない農園。
ひとらんってやつがどうしても使いたい
……って、熱っぽく話すから。
仕方なく残してあげた場所。
……そして、俺らがこの世界に来て最初に見た建物だった。
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ゆきみん(プロフ) - うわー!すぐ直しておきます!長い間お返事できずすみません……!ありがとうございます💦 (9月21日 17時) (
レス) id: cfe897536d (このIDを非表示/違反報告)
枯れた紫陽花 - あの〜、rbrさんは自分のことワイって言わへんで。rbrさんは俺って言うで。ワイって言うのはshp君。マジコメやけど。 (2022年8月27日 15時) (レス) id: 5aa1bb0c09 (このIDを非表示/違反報告)
あおうみ - まじで面白いですね!50mうち１１秒台だお☆９秒台でも憧れます♢ (2022年7月23日 22時) (レス) @page3 id: 622d287965 (このIDを非表示/違反報告)
アップルパイ - すみません、私は腐女子なので、あーる18も見てみたいｯ......という欲があったりしますね.....！私は今のままでもめちゃくちゃ面白いと思っているので、無理に考え過ぎず、更新、頑張ってください！長文失礼しました！ (2021年10月1日 21時) (レス) @page17 id: 429bc61a18 (このIDを非表示/違反報告)
アップルパイ - 楽しみに待ってますｯｯ！！！ (2021年9月25日 18時) (レス) @page15 id: 429bc61a18 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆきみん x他1人 | 作成日時：2021年9月7日 18時
