【d!】〔悲報〕この乙女ゲーム、ヒロイン居ないんだが?

22話 ページ24

『なぁ、ひとらんってどんなやつなの?』




鬱「嘘でしょまさかその為だけに僕を呼んだの?」



『正解』

あいかわらずこの世界は暇だから、ふと気になったことを鬱さんに聞いてみた。






鬱「ぐわあぁ!Aちゃんに呼ばれたから嬉しくてちょっといい服着てきたのに!」


そう言って机をばんばんと叩く鬱。


やめろやめろ、壊れるだろオレのだぞそれ


鬱「しかもさ?Aちゃんの部屋に呼ばれたってことはもう遊びにいくとかそういうことやん??」



期待したのにー!!と言って今度は地団駄を踏み始めた。



やめろやめろ、下の人に迷惑だろお前





『まぁでも、さすがに可愛そうか』


オレでも期待して行ったら、他の人の話題だった時は逃げたくなるもんな


鬱「やろ?」


そう言って今度はどや顔をし始めた。



『まぁでもとりあえず答えてよ、ひとらんってどんな人?』



鬱「うーん、、」



『?』



鬱「こういうのはトンちとかに聞くべきやな」




『あぁ、トントンさんね。一瞬迷ったけど大ちゃんが良かったから大ちゃんにしちゃった』



かわいそうだったからサービスで大先生の大をとって、大ちゃんと呼んであげた




鬱「かわいいかよ……って、その呼び方!」

『呼び方?』


鬱「げどちゃんは僕をその呼び方で呼ぶよ?」



『げどちゃん……?』


鬱「あ、ごめんごめん、ひとらんのあだ名みたいな感じかな」

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