20話 ページ21
-Broooockside-
あれから何時間経ったんだろう。
Nakamuは元気になったかな。
Nakamuは僕にとって大事なメンバーなのは勿論。
困ったときに相談に乗ってくれたり、僕を叱ってくれたり、たまに喧嘩したり……
ねぇNakamu、僕、君のことを傷つけちゃった。
だからさ、僕が戻ったら
「なんであんなこと言ったの!!」って、僕のとこを叱ってよ。
そしたらさ僕、「ごめん」って、ちゃんと言うから。
いつもみたいに君と喧嘩にならないように
だからさ、水色の目を輝かせて、あのお日さまみたいな笑顔で、もう一回、もう一度……
僕と一緒に笑ってよ。
もう二度と出ないと思ってた涙が、頬を伝って零れ堕ちてった。
メンバーの皆も、きっと僕に愛想を尽かしたにきまっている。
こんな酷い世界に来て、それでもここまで誰も弱音を吐かずに生きてきた。それくらい強い絆で結ばれている六人だった。
でも、もう無理だ
僕が引き金を引いてしまった。
辛うじて均衡を保っていた秤を僕が壊した。
メンバーは僕のとこを憎み、恨み、殺意すら持ってしまうかもしれない
Br「……ずっと昔から、こうなるってわかってただろ、僕」
今更泣くなんて、この暖かい空間にいたいなんて、あの優しい人達の所に戻りたいなんて
……何て無責任なんだよ
「……アレ?此処ニ人ガ居ルナンテ。珍シイネ!」
……しばらく経って、そんな声が聞こえてきた。
誰だ?……メンバーではないな。
少しホッとしてしまった自分を殺すように、僕の出せる限界まで低めて、なるべく相手を威嚇しようと声を出す。
Br「誰?」
しかし相手には威嚇は全く効かず、反って嬉しそうな顔をする。
……そんな様子に、少し怖くなった。
「コレハ失礼。僕ハネ、コノ世界ノ神ダヨ!」
Br「……は?」
思わず素の声が出てしまった。
でも仕方がないと思う。
神だって?何言ってるのかわかんない。
「ダーカーラ、神ダッテ!」
Br「どーいうこと?僕を誑かすだけなら帰るけど。」
「酷イナァ。僕ハ君ガ辛ソウダカラ助ケニ来テアゲタダケナノニ。」
Br「辛いなんて思ってないよ」
「嘘ダネ」
Br「本当だよ」
だから、帰って
「……!…フフッ、君ハ優シイネェ。ソウヤッテ僕カラメンバーヲ守ッテイタンダネ」
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ゆきみん(プロフ) - うわー!すぐ直しておきます!長い間お返事できずすみません……!ありがとうございます💦 (9月21日 17時) (レス) id: cfe897536d (このIDを非表示/違反報告)
枯れた紫陽花 - あの〜、rbrさんは自分のことワイって言わへんで。rbrさんは俺って言うで。ワイって言うのはshp君。マジコメやけど。 (2022年8月27日 15時) (レス) id: 5aa1bb0c09 (このIDを非表示/違反報告)
あおうみ - まじで面白いですね!50mうち11秒台だお☆9秒台でも憧れます♢ (2022年7月23日 22時) (レス) @page3 id: 622d287965 (このIDを非表示/違反報告)
アップルパイ - すみません、私は腐女子なので、あーる18も見てみたいッ......という欲があったりしますね.....!私は今のままでもめちゃくちゃ面白いと思っているので、無理に考え過ぎず、更新、頑張ってください!長文失礼しました! (2021年10月1日 21時) (レス) @page17 id: 429bc61a18 (このIDを非表示/違反報告)
アップルパイ - 楽しみに待ってますッッ!!! (2021年9月25日 18時) (レス) @page15 id: 429bc61a18 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ゆきみん x他1人 | 作成日時:2021年9月7日 18時