私 ページ10
ー 王の寝室にて。
鬱は教育係のエーミールと共に探し物をしている
「エミさーん!王子の服どこ〜
メイドちゃん達がもみくちゃにして時間稼いでる間にはよ着替え用意しやな」
「ここにあるはずないでしょう!?
「えぇ!?まだないん!?」
「2日やそこらで移動できると思ってはんの…!?」
「ど、どないする?!」
「と、とりあえず!前王のバスローブでも
着せて貰いましょう!」
「いいアイディアやんけ!!!
メイドちゃーーーん!服コレでー!!」
「はい!」
鬱がバスルームに向かって叫ぶと1人のメイドが鬼気迫った顔で衣服を取りに来た
「鬱様!
我々メイドの時間稼ぎにも限度があります…!
A陛下がのぼせられる前にはやく…!
はやく準備を…!!!」
「せやな…!とりあえず服と本を数冊急いで取ってくるさかいにな!頑張って時間を稼いでくれ!」
「もちろんです…!じゃないと私達の首が飛んでしまいます…!」
「エミさん!バスローブ渡して!」
「サイズが合いませんが!バスローブですから大きくても問題ない精神で乗り切って下さい!
私達も全力で行きます!
お願いします…!」
「エーミール様も頼みます…!」
そう言い合えば
メイドはバスローブを受け取り、バスルームの人混みの中へと消えていった
ー お風呂に入っていた。
「「…」」
「エミさん…」
「鬱さん…」
「「全力で走ろう/りましょう!」」
城内は、急な予定変更。ならびに
大臣の死亡で超大パニックである。
ー
うぅ…なぜ今日はこんなに手厚く扱われるのか
やれ服を脱がせますだ、体を洗います頭をだの、
なんのやんの…
私が1歩でも動こうものなら圧が凄いのよな
物理的にも
気迫が
なぜ皆ああも
切羽詰まった顔で詰め寄ってくるの
つ か れ た
『私はもう寝ますので…』
休むので…!
皆後ろに引いてしまったが比較的近くにいたメイドの1人へそう話しかける
「は、はい…!
でしたら我々は失礼させて頂きます!」
『鬱に』
そう伝えといて下さい
「…!は、はい…!伝えさせていただきます…!」
「「失礼します…!」」
サーーーと人が一斉に居なくなった
ちょっと怖い
今までに居た部屋よりも何倍もの大きい部屋
大きい家具
この部屋が私の部屋になって数日経つが
身丈に合わなくて落ち着きはしない
前の部屋と同じぐらいあるベットの上に乗って
枕元まで歩く
さて、今日は休もう
『ふぁ…』
眠たい。
ー
「…」
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グラ - 折角出会えたのになぜ…更新を願う今日この頃 (3月26日 1時) (レス) @page32 id: 35655b53f5 (このIDを非表示/違反報告)
柚子の子(プロフ) - まじでずっと更新待ってました。ありがとうございます。この作品大好きです (6月21日 0時) (レス) id: 6d1c390153 (このIDを非表示/違反報告)
いかずち∀(プロフ) - ミミネコさん» コメントありがとうございます!少年少女とd!の皆様がきっと性癖なんだなって最近気づきました(笑)これからも絶対に好きになる文章を書くので楽しみにしててください! (2021年9月12日 1時) (レス) id: f8745662d3 (このIDを非表示/違反報告)
いかずち∀(プロフ) - 蓮さん» コメントありがとうございます!頑張ります!!めちゃくちゃ励みになります! (2021年9月12日 1時) (レス) id: f8745662d3 (このIDを非表示/違反報告)
いかずち∀(プロフ) - すこさん» コメントありがとうございます!文章よ!降ってこい!と祈りながら完結目指したいと思っております!絶対に良い!と言わせてみせるので!!これからも応援よろしくお願いします! (2021年9月12日 1時) (レス) id: f8745662d3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:いかずち∀ | 作成日時:2019年9月10日 19時