トマス･ホッブス ページ29
『はぁ…集まってもらったのは、聞きたいことがあったためだ』
1つ溜め息を吐いて、Aは幾らか落ち着きを払った声音で話し出した。
｢聞きたいこと…？？……ですか？｣
それには何故自分が呼ばれているかが1番分からないグルッペンが思わず声をあげた
あ やっべーと丁寧を付け足したグルッペンを横目に
トントンは
｢(え、僕は…？どうするべきなん…？)｣
1番場にそぐわない立場に誰でもいいからと
思わず天に向かって祈り…かけた頭を押し留めた
『取り敢えず席に付け』
プイッと不機嫌そうにAが睨みを止めると見計らったかの様に控えめに小さいノック音が3回響いた
『入れ』
「し、失礼します…あの…椅子を｣
持ち運び用のパイプ椅子を両手に数脚 掛けて現れた
茶髪の前髪が長い男が変わった服装で書類執務室に入ってきた
｢｢｢｢???｣｣｣｣
『…適当に置いて』
「あ、はい｣
これには全員が疑問符を浮かべたが、黒を基調とした簡易なスーツ風の服装にAがツッコミはせずにすぐ普通に指示を出したので､もう誰も何も言わなかった
椅子を全部置き終われば、帰ろうとしたその男の袖をAが掴んで
『…ゾム 後ろ』
とだけ言って首で行けと指した
｢あ、喜んでﾁｯｽはい｣
ゾムと呼ばれた男は冷や汗バリバリである
(確かにAという人物は怖いよなと軍隊師以外が納得していたのはここだけの話)
Aが座ったのを見計らって全員が席に着く。ゾムはAの後ろに座るざるおえなかった
そう全員が座ったのだ。
トントンが1番
｢(あれっ何の疑問も無しに座ってしまいましたけどぉ？！何でワイも座ってますん？！)｣
あのゾムという者が適当に持った数…だと思うが、それにしては、自分が座るなんて思っても居ないはずだし、トントンが居ることは分からない 多過ぎる
Aがこの数を持って来させた？だとしたら…
この子供、頭が切れるのでは？
それに気づいたグルッペンはAに警戒心を
一瞬だけ目があった気がした
『…む』
が普通にAが何かを考える素振りをみせた
『えっと…とん トン？』
「ﾍｱｯ!?な、何でしょう｣
そして徐ろにトントンに喋りかけた
『メモ。書く』
「はぇ？」
耳を疑う台詞
トントンからしてみれば｢(なんで僕!?)｣の聞き返し以外
何でもないのだが
『議事録』
「え？いやそうじゃなく…｣
『…書けない？』
「あ、いえ書けます！｣
『書く』
「ｲｴｽA!｣
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グラ - 折角出会えたのになぜ…更新を願う今日この頃 (3月26日 1時) (
レス) @page32 id: 35655b53f5 (このIDを非表示/違反報告)
柚子の子(プロフ) - まじでずっと更新待ってました。ありがとうございます。この作品大好きです (6月21日 0時) (レス) id: 6d1c390153 (このIDを非表示/違反報告)
いかずち∀(プロフ) - ミミネコさん» コメントありがとうございます！少年少女とd！の皆様がきっと性癖なんだなって最近気づきました(笑)これからも絶対に好きになる文章を書くので楽しみにしててください！ (2021年9月12日 1時) (レス) id: f8745662d3 (このIDを非表示/違反報告)
いかずち∀(プロフ) - 蓮さん» コメントありがとうございます！頑張ります！！めちゃくちゃ励みになります！ (2021年9月12日 1時) (レス) id: f8745662d3 (このIDを非表示/違反報告)
いかずち∀(プロフ) - すこさん» コメントありがとうございます！文章よ！降ってこい！と祈りながら完結目指したいと思っております！絶対に良い！と言わせてみせるので！！これからも応援よろしくお願いします！ (2021年9月12日 1時) (レス) id: f8745662d3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：いかずち∀ | 作成日時：2019年9月10日 19時
