人影 ページ11
｢なぁ｣
｢どうした｣
｢コイツがここの国王だろ？｣
｢そうだな｣
影がもう1つの影に声をかけた
人である
｢…。仕事とはいえ、こんな子供を殺すなんて…｣
｢いやになるな…｣
｢あぁ…。｣
2人は眉を歪ませる
｢眠ってる内にはやく終わらそう｣
そして、眠っている子供。
アルメティア国、国王 Aの方へと目を向けた
｢あぁ、その方がこの子も楽だろう｣
｢…。｣
1歩、
また1歩
Aの方へと近づいて行くふたつの長い影
ガチャリ。っと
金属音。
1人の影は腕をあげ、Aの後頭部へと向けた
｢｢…｣｣
『…む、そんな顔で見られても困る』
｢｢…！？…！｣｣
Aは目を擦って体を起こした
『…誰？』
｢…すまない、死んでくれ｣
｢…｣
1人が銃を両手で構え直す
『殺しに来たの…？』
Aはベットの淵に移動する
2人は顔を見合わした
｢あぁ…｣
1人が苦しそうに重たくそう言った
『…仕方ない。
殺してみせよ』
｢｢…！？｣｣
な、なにを言ってるのだ
少年とは思えぬ行動と態度に、2人はただ驚き立ちすくむばかりである。
Aは悠々と脚を組んだ。
『我とてその1つよ』
｢｢｢…！？｣｣｣
｢なっな…！お前…！一体…？
ホントに…｣
銃を構えていた兵士が震えた声でそう発する
『…ふん』
Aは眉を寄せて不機嫌気に、ふんぞり返って腕を組んだ
その姿が余りにも不釣り合いで
2人はただただ混乱する
｢｢…｣｣
『…して、
上のお前は我を守るのが『仕事』だろう？
そんな所で何をしている『働け』』
｢｢｢…！？｣｣｣
少しピリッとした視線が天井へと向けられた
慌てた2人はその場所へと視線を向けた
ただ天井があるだけ
何も変わったことはなさそうだった
ただそこに高く大きい天井が広がるだけだ。
｢なにを言って…｣
｢｢！？｣｣
2人が視線を下げれば�爐い弔隆屬砲���Aの前に
緑のパーカーの男が居た
銃を持っている者が力を入れようとした
が、
その前に銃は弧を描いて視線の反対方向へと飛んでいく。同時に手刀が下ろされた
もう1人が緑の男に向かって行くが
回した脚が腹に当たり、手刀を入れられ
その場に2人は沈んだ。
『…で誰？』
｢…！？えっ？｣
『…。』
｢あ、はい！えっと…ゾム…と言います…｣
そう名乗った者は
声をかけられたことに驚いたように肩を上にあげ
膝をついて頭を下げた
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グラ - 折角出会えたのになぜ…更新を願う今日この頃 (3月26日 1時) (
レス) @page32 id: 35655b53f5 (このIDを非表示/違反報告)
柚子の子(プロフ) - まじでずっと更新待ってました。ありがとうございます。この作品大好きです (6月21日 0時) (レス) id: 6d1c390153 (このIDを非表示/違反報告)
いかずち∀(プロフ) - ミミネコさん» コメントありがとうございます！少年少女とd！の皆様がきっと性癖なんだなって最近気づきました(笑)これからも絶対に好きになる文章を書くので楽しみにしててください！ (2021年9月12日 1時) (レス) id: f8745662d3 (このIDを非表示/違反報告)
いかずち∀(プロフ) - 蓮さん» コメントありがとうございます！頑張ります！！めちゃくちゃ励みになります！ (2021年9月12日 1時) (レス) id: f8745662d3 (このIDを非表示/違反報告)
いかずち∀(プロフ) - すこさん» コメントありがとうございます！文章よ！降ってこい！と祈りながら完結目指したいと思っております！絶対に良い！と言わせてみせるので！！これからも応援よろしくお願いします！ (2021年9月12日 1時) (レス) id: f8745662d3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：いかずち∀ | 作成日時：2019年9月10日 19時
