90℃ ページ40
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会えなかった分を埋め合う様に
何度も何度も重ね合った唇
魔法みたいに私の不安が吹き飛んで幸せな気持ちになるの
ゆっくりとふかふかのベッドに押し倒されて
景色は逆転する 目の前には天井と彼しか見えない
「 … 玲於くん？」
玲於「 大丈夫、今日は我慢するから 」
そう言うと彼は私の胸元のボタンを外して
露わになった鎖骨や素肌に口付ける
玲於「 もう、消えちゃってる 」
「 … キスマーク？」
玲於「 もっかい付ける 」
この前と同じくらいの場所に軽くキスを落としてから、チクリという小さな痛み
私ちゃんと 玲於くんのモノだって 感じられる
そして、“ Aも付けて ” と私に身を預ける
首元を指差して ここに付けろ、ってこと？
「 駄目だよ、ここじゃ見えちゃう 」
玲於「 見せ付けてやりたい、俺はAのだって 」
胸元の開いた衣装を着なければ見えないってくらいの場所に 私もシルシを付けた
2回目だから 前よりちょっと上手になったかも
これで、不安も消えた
お互いの気持ちも分かった
あとは騒ぎが収まるのを待つだけ
そう思ってたのに
玲於「 A … 俺たちもう、逢うのやめよ 」
「 え … なんで、」
玲於「 これ以上不安にさせたくないし、迷惑掛けたくないの。」
「 迷惑なんかじゃないよ 」
玲於「 … 好きだから、お前を守りたいんだ。
だから、今は一緒に居ない方がいい 」
何から守ってくれるのか 分からないけど
私、玲於くんとならどんな壁も乗り越えられる気がするよ？
どんなに辛くたって 苦しくたって大丈夫だよ
私泣き虫かも知れないけど そんなにヤワじゃないよ
「 やだ … 」
玲於「 … A 」
「 やだってば … 離れたくない 」
玲於「 俺もやだよ、でもこうするしかないの 」
「 なんで … っ 」
玲於「 … 俺、引っ越すことにした 」
ねえ 玲於くん
なんでそんな悲しい顔で笑うの
「 私たち … 別れるの？」
玲於「 違うよ、ちゃんと迎えにいくから。それまで待ってて欲しい 」
「 待っててもいいの？」
玲於「 当たり前。待っててくれなきゃ困る 」
今年は玲於くんにとっても
GENERATIONSにとっても飛躍の年になる
来年も、その先も一緒に居るためには
こうするしか無いんだよね
「 わかった、約束ね 」
私たちは別れを惜しむように
今までで1番長くて甘い 約束のキスをした
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みずき - 震えるくらいいい話でした！！ (2018年2月6日 0時) (
レス) id: 2c54f0fef5 (このIDを非表示/違反報告)
honoka - めっちゃよかったです！新作も頑張ってください！ (2018年2月4日 15時) (レス) id: fb70c0baa4 (このIDを非表示/違反報告)
うたは(プロフ) - えびちゃんさん» えびちゃんさんは変だからえびちゃんって呼びますね！えびちゃんのお話これからも楽しみにしてます！！！！ (2018年2月3日 23時) (レス) id: 45f0dce7ca (このIDを非表示/違反報告)
えびちゃん(プロフ) - うたはさん» うたはさん、嬉しいコメントありがとうございます！！ (2018年2月3日 23時) (レス) id: 88c81ce664 (このIDを非表示/違反報告)
うたは(プロフ) - えびちゃんさん» 本当に最初から最後まで最高でした！！ (2018年2月3日 23時) (レス) id: 45f0dce7ca (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：えびちゃん
| 作成日時：2018年1月17日 8時
