73話 ページ23
エイトサイド
俺が外に出ると美尊さんとAがいた。
Aがいるなんて予想外だったけど美尊さんに近づけたからまぁよしとする。
Aにも話しかけようとして美尊さんと離れるとAはそこにいなかった
エイト「A…？」
美尊「え？、どこに行ったのかしら」
エイト「…美尊さんはこのまま帰って！俺A探してくるから」
俺はスーツのまま走り始めた。
もし、もしあの場面で本当は美尊さんが死ぬ運命だったとしたら？
その運命が狂ってAが死ぬようになっていたら？
そんな考えが頭をよぎっていてもたってもいられなかった
エイト「くそっ、どこにいんだよ！A！」
こんな広い街中を大勢の人がいるこの人混みの中から女1人見つけるのが困難だった。
ましてやAは小さい。
「エイトさん？」
後ろから肩をチョンチョンと叩かられ勢いよく振り返るとAがクレープ片手に頭にはてなマークを浮かべるようにそこにはたっていた
俺はよかった。
と思ってAに抱きつく
エイト「勝手にいなくなんな！」
「え、」
なんでこんな心配してんだ？
美尊さんの時は車が来たときにチャンスって思っただろ？
Aの時はなんで思ってねぇんだ？
そんなことを考えていると頭にフワってした感覚が感じられて顔を少しあげると…Aが必死に背伸びしながら頭を撫でてる
「そんな顔しなくしても…私はどこにも行きませんよ？エイトさんがいないとまだ電車の乗り方よく分かりませんし…ね？」
そんな顔って…どんな顔してんだ？俺…
エイト「んなこと…口に生クリームつけたやつに言われたくねぇよ」
Aの口の端には生クリームが付いていた。
それを指で取って舐めると
エイト「甘…」
「な、な、な！何するんですか！」
エイト「なにって取ってやったんだろ？」
「か、か間接キス！」
Aはどうやら間接キスのことを意識していたようで顔が真っ赤になっている。
エイト「こんなんで恥ずかしがってんじゃねぇよ…行くぞ」
そう言うとAから顔をそらしAの前を歩く
「行くってどこに？」
エイト「お前の家だろ、送ってやる」
本当は隣を歩いてやりたいけどもう少し待ってほしい。
顔から熱が引かない…なんだ？
間接キスごときで俺が恥ずかしがったって事か？？
本当こいつはなにするかワカンねぇ
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. - 94話「離れれない」ではなく、「離れられない」の方が日本語的に通じると思うんですけおd‥。 (2020年8月3日 12時) (
レス) id: 8938ef0b4a (このIDを非表示/違反報告)
りさ - これからも頑張ってください！！いつもキュンキュンしながら読んでます！ (2019年11月14日 21時) (レス) id: dc7059f0fe (このIDを非表示/違反報告)
まい(プロフ) - これからも頑張ってください！ (2018年7月19日 23時) (レス) id: 98ef4e8956 (このIDを非表示/違反報告)
優希(プロフ) - チビ猫さん» え、ありがとうございます！！崩さないように頑張ります！コメントありがとうございます！ (2018年2月14日 17時) (レス) id: 5e5f7be232 (このIDを非表示/違反報告)
チビ猫 - 優希さん» 作者様が書く、さいこちゃん可愛いです(( (2018年2月13日 16時) (レス) id: b0138ef4d6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：優希
| 作成日時：2018年1月14日 22時
