杖に魅いる２【ハリーポッター】 (ページ7)

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第7話ページ7

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ハー「最高の一年だったわ！」

ホグワーツ特急の中で、まだ熱の冷めないハーマイオニーが興奮したように言った。

『そうねハーマイオニー。
トロールがホグワーツに入ったことがもう懐かしく思える。』

ロン「ハリーの杖がトロールの鼻くそでベチョベチョになってさ！」

ハリー「うぅ、やめてよ。思い出したくもない」

そう言いながらもハリーは笑った。

ハー「次はどんな一年になるかしら」

ロン「きっとまた面白い一年になるさ。だけど面倒ごとはもう勘弁だよ」

ハリー「学校が始まるのが待ち遠しいよ」

ハリーが想いに耽て、そう言った。
その表情から、あの家には帰りたくないことが見て取れる。

『わたし、ハリーに手紙書くね。ハリーが望むなら家に行くから』

ハリー「ありがとう…！」

ハー「だけど、Aはダイアゴン横丁からほぼ出たことがないのよ？大丈夫なの？」

『確かにそうね…
でも寝たら勝手にハリーの家までいけるかもしれないから』

(夢遊病のことか)ハリーは思った。
たしかにAの夢遊病は特殊だった。それが本当に夢遊病なのかも分からずじまいだ。

ロン「僕だって書くさ」

ハー「わたしも」

ハリー「ありがとう。僕も3人に書くよ！」

4人はそう約束し、窓から駅に着いたことを確認すると、一人ずつ降りていった。

次の新学期に期待を膨らませて。