杖に魅いる２【ハリーポッター】 (ページ50)

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第50話ページ50

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『おはよう』

「おはよう」

「昨日はどこ行ってたんだよ」

朝食を取るため、ロンとハリーは大広間のテーブルについていた。Aが少しあくびをしながら入ると、すかさず挨拶を交わした。

『実は、ハーマイオニーのことで。』

3人は他の人に聞かれないよう顔を寄せ合った。

『あの薬に混ぜたの、髪じゃなくて猫の毛だったみたいなの。それでハーマイオニー猫みたいに身体中毛だらけで』

「すげー…僕たちも見てみたかったよな」

「ロン、キミってば心配じゃないの？」

『安心して。ハーマイオニーは少しすれば治るって言ってたから』

水をひと飲みするとAは「で？」と2人に言った。

『2人はどうだった？』

「それが、マルフォイは何も知らないみたいだった。50年前にも秘密の部屋は開かれて、そのときは、その」

ハリーは少しためらったが、弱気な声で言った。

「穢れた血が死んだって。だから次はハーマイオニーかもしれない」

うんうんと隣でロンが小刻みにうなずいた。

『私も秘密の部屋にいるっていう怪物について調べてるの。だけどなかなか分からなくて。』

「石にしちゃうやつなんて、メドゥーサしか思いつかないよ」

『ホントね…』