杖に魅いる２【ハリーポッター】 (ページ41)

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第41話ページ41

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「皆さん集まってさぁ私がよ〜く見えますか？」

ロックハートが長い台に上がり生徒達を見下ろした。

「最近何かと物騒な事件が続いているので校長からお許しをいただいて決闘クラブを開くことにしました。万一に備え、自分の身を守れるよう皆さんを鍛えます。」

『先生が私たちを鍛えるなんて思えないわ。』

「それって同感」

Aとロンは同じくロックハートを嫌そうな顔で見つめていた。

「では紹介しましょう私の助手スネイプ先生です。」

スネイプも上がるとAは渋い顔から一変、パッと興味ありげな顔になった。

「皆さん心配には及びませんよ。
魔法薬の先生を消したりはしませんからご安心を」

台の上の2人は決闘の作法であろうお辞儀をし、数歩離れた所で杖を構えた。

「ワン、ツー、スリー」

「エクスペリアームズ」

魔法を受けたロックハートは台の端まで吹き飛ばされた。男子は笑い、女子は心配そうな顔だ。

「先生大丈夫かしら？」

『大丈夫よハーマイオニー。見て、ピンピンしてる』

「あの術を見せたのは素晴らしい思いつきでしたよ先生。しかしやることがあまりにも見え透いていましたね。
止めようと思えば簡単に止められたでしょう。」

「まずは生徒達に非友好的な術の防ぎ方を教えるのが賢明ではないでしょうかね。」